6月は「ビジネス」に関する本を多く紹介しました。数えたら13冊、「仕事」に関する小説も4冊ご紹介できました。これらをまとめましたので、本選びのご参考にしていただけたら嬉しいです。
ビジネスや仕事に関する小説などは、今後も適宜、取り上げられればと思っています。
なお、仕事につての小説は、#39「4月に紹介した本」(#39 4月に紹介した本 | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com))にも、書店員さんなど本に関係して働く人々を描いた本が何冊か入っていますので、ぜひそちらも参考にしていただけたらと思います。
①「アンガーマネジメント」(戸田久美、日経文庫)
本書は、「怒りの感情に正しく向き合う対処法」を教えてくれます。「特にビジネス現場を例に解説」していますが、子育てやスポーツの指導などにおいても参考になる一冊です。
#73 怒りと上手に付き合う「アンガーマネジメント」(戸田久実) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
②「『空気』を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる」(鴻上尚史、岩波ジュニア新書)
どうしてこんなに、周りの目が気になるのか? どうしてこんなに、先輩に従わないといけないのか?……どうして、こんなに生き苦しいんだろうとため息をついたことはありませんか?
この本は、あなたの生き苦しさのヒミツをあばき、楽になるための方法を書いたものです。#76 生き苦しさからラクになる 「『空気』を読んでも従わない」(鴻上尚史) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
③「内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える」(スーザン・ケイン著、古草秀子=訳、講談社+α文庫)
「内向型の人間が、クリエイティブな発想や、ねばり強い持続力、緻密さといった独自の能力を存分に発揮し、社交的で行動力にあふれた瞬発力がある外向型と補完しあってこそ、すばらしい成果がもたらされる」
#77 引っ込み思案は恥ずかしくない!「内向型人間のすごい力」(スーザン・ケイン) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
④「多様性の科学」(マシュー・サイド著、ディスカヴァ―・トゥエンティワン)
考え方が似通った人々の集団は致命的な失敗を未然に見つけられない。複雑な問題を解決しようとする際には「違う」考え方をする人々と協力し合うことが欠かせないー。
#81 複数の視点で問題を解決する 「多様性の化学」(マシュー・サイド) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑤「はずれ者が進化をつくる 生き物をめぐる個性の秘密」(稲垣栄洋、ちくまプリマ―新書)
「生物の世界では、『個性』という言葉は、『多様性』という言葉に置き換えられるかもしれません」。「生物の進化は、まさに多様性を創り上げてきた『多様性の進化』でもあるのです」
#82 頑張らなかったから生き残った 「はずれ者が進化をつくる」(稲垣栄洋) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑥「仕事は楽しいかね?」(デイル・ドーテン、きこ書房)
「明日は今日と違う自分になる」。変わることは「ただひたすら、より良くなろうとすることだ。人は<違うもの>になって初めて<より良く>なれる」
#83 明日は今日と違う自分になる 「仕事は楽しいかね?」(デイル・ドーテン) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑦「スタンフォードの自分を変える教室」(ケリー・マクゴニガル、大和書房、だいわ文庫)
「心理学、経済学、神経科学、医学の各分野から、自己コントロールに関する最新の見地を取り上げ、『どうしたら悪い習慣を捨てて健康的な習慣を身につけられるか』『物事をぐずぐずと先延ばしにしないようになれるか』、また、『集中すべき物事を決め、ストレスと上手に付き合うにはどうしたらよいか』を説明」しています。
#84 「スタンフォードの自分を変える教室」(ケリー・マクゴニガル、大和書房) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑧「哲学の先生と人生の話をしよう」(國分功一郞、朝日新聞出版、朝日文庫)
若い人を中心とした34人の人たちの恋愛、仕事、人生などについての悩みについて、哲学者である國分さんが答えています。
#85 哲学は人生論である 「哲学の先生と人生の話をしよう」(朝日新聞出版) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑨「松浦弥太郎の仕事術」(松浦弥太郎、朝日文庫)
以下のことさえ忘れなければ、良い仕事選びができ、毎日の働き方が変わる。「『自分は何がしたいのか?』ではなく、『自分を社会でどう役立てるか』を考える。最終的には、その仕事を通じて人を幸せにしていくことを目標にする」
#88 自分を役立てる 「松浦弥太郎の仕事術」(松浦弥太郎) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑩「センス入門」(松浦弥太郎、筑摩書房)
センスとは「何を選ぶか」「どう判断するか」という、「選択するちから」。「まわりに流されることなく、正しい情報や知識、鋭い観察によって、勇気をもって決めるちから」でもある。
#89 「センス」をよくするために 「センス入門」(松浦弥太郎) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑪「センスは知識から始まる」(水野学、朝日新聞出版)
センスは生まれついてのものではく、「方法を知って、やるべきことをやり、必要な時間をかければ、誰にでも手に入るもの」
#90 センスは誰にも手にできる「センスは知識からはじまる」(水野学) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑫「小山薫堂 幸せの仕事術」(小山薫堂、NHK出版)
企画とはサービスであり、サービスは思いやりだといいます。つまり、企画とは「どれだけ人を楽しませてあげられるか、幸せにしてあげられるか」
#91 企画とはサービスだ 「小山薫堂 幸せの仕事術」 | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑬「佐藤可士和の超整理術」(佐藤可士和、日本経済新聞出版社、日経ビジネス人文庫)
この本でべる整理術とは「いわゆる生活の知恵の類とは全く別物」です。「仕事や人間関係における、本質的問題解決のための”超”整理術」であり、「快適に生きるための方法論」です。
#92 快適に生きるための方法論 「佐藤可士和の超整理術」 | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑭「半沢直樹」(池井戸潤、講談社文庫)
「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、世の中も腐る」
#95 やられたら、倍返しだ!「半沢直樹」(池井戸潤) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑮「わたし、定時で帰ります。」(朱野帰子、新潮文庫)
「本書を読んで、残業を当たり前だと思うこと自体が、実はちょっとおかしいのかも、とそんな風に感じてもらえればいいな、と思う。本書は、全ての働く人にとって、お守りのような一冊である」
#96 働く人にとってお守りのような一冊「わたし、定時で帰ります。」(矢野帰子) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑯「ちょっと今から仕事やめてくる」(北川恵海、メディアワークス文庫)
「スカッとできて最後は泣ける」物語で、「この優しい物語をすべての働く人たちに」読んでいただきた一冊です。
#97 スカッとできて最後は泣ける「ちょっと今から仕事やめてくる」(北川恵海) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
⑰「ひなた弁当」(山本甲士、小学館文庫)
50歳を目の前にしてリストラされた男性が、何もかも思うようにいかず精神的にも追いつめられていく中で、公園でドングリを拾って食べてみたことから運命が大きく変わっていくー。まさに「ひなた」のような、心温まり、エネルギーをもらえる物語です。
#98 49歳でリストラされて…「ひなた弁当」(山本甲士) | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)