アウェイの地まで7000人という多くのサポーターの方が足を運んでくれて、非常に感謝しています。そこで勝点3を取れなかったことは非常に残念です。また次節ホームがありますので、そこに向けて、勝点3をつかめるように準備したいと思います。
「力さん語録」㊶は、10月15日の第41節アウェー東京ヴェルディ戦です。勝てば優勝が決まる一戦でしたが、0ー1で敗れてしまいました。ところが試合の翌日、2位の横浜FC戦さんが敗れたため、アルビのJ2制覇が決まりました。
松橋力蔵監督のコメントは試合直後のものです。もし翌日の試合で横浜FCさんが勝てば、勝ち点差1に迫られるという状況でした。ただ、その場合でも、最終節にホームで勝てば優勝です。この敗戦は「非常に残念」だけれど、ホームで「勝ち点3をつかめるように準備したい」と気持ちを切り替えています。
ちなみにアルビサポーターの来場者数ですが、松橋監督は7000人と言っていますが、クラブの公式ツイッターは前日は7000人以上としていましたが、試合当日は約8000人としています。8000人! 待機列も、スタジアム内の熱気もすごかったですね。
さて、試合自体は松橋さんが「両チームともに90分間集中した、非常にタフなゲームだったと思います」と語った通り、引き締まったいいゲームでした。その上で松橋さんは、以下の通り語っています。
「残念ながら結果は出ませんでしたが、特に後半ゴールに迫る部分は多く出せたと思います。ただ、その部分で最終的に焦りが出た部分があったように感じます。ただ、最後まであきらめずに戦ってくれた選手をたたえたいと思っています」
7試合ぶりの敗戦となりましたが、「最後まであきらめずに戦ってくれたた選手たち」を称え、一喜一憂することなく次を見据える。ここでも一貫した姿勢が見られます。
それは選手たちも同じです。堀米悠斗キャプテンは「ゲーム自体はすごく楽しいゲームでした。相手もしっかりとボールを持つことをチームとしてやっていて、スタジアムの雰囲気を含めて素晴らしいものがあったからこそ勝ちたかったですし、悔しさは強いです」と話しています。上の写真からは、試合後の選手たちの悔しさの強さが伝ってきました。
それだからこそ、選手たちは悔しさ、敗戦を糧にして、さらなる成長を期します。堀米キャプテンは以下のように続けています。
「昇格が決まってからこの1週間、みんな本当に気持ちが入っていて、今日の負けは気持ちの問題ではないなというのがあります。やはり技術。ビルドアップの正確性や再現性をもっと高めないといけない。決定機も何本もあったので、そこを決め切る質。自分たちの技術と向き合って、さらに成長を求めたい」
伊藤涼太郎選手も、自分たちにベクトルを向けます。
「ただただ悔しい。自分たちより相手のクオリティーが上回った。そういうゲームだったと思います。実力不足。昇格には届きましたけど、今日みたいなゲームをしていたら、上ではやれない。もっとひたすら練習しなければならない」
この試合の翌日、優勝が決まりクラブ「お知らせ」が出るのですが、ここで松橋さんは最終戦に向けて次のように話しています。
「次節は今季の最終節ですが、これまでと変わらない姿勢で準備を進めていきます。優勝や昇格が決まっている中でのホームゲームは、前節以上に難しいゲームになるかもしれません。その試合で私たちがどれだけ力を注げるかが大切ですし、しっかりと勝って閉幕を迎えるために、すべてのエネルギーを使い果たすのが私たちの使命だと思っています」。
次節、「すべてのエネルギーを使い果たし」、「しっかりと勝ってを閉幕を迎える」のは、ご存知の通りです。
さて優勝決定時の「お知らせは」こちらです👇
ここで松橋監督は、「監督やコーチの力だけで勝たせられるという優秀な指導者は存在すると思いますが、私はそのようなスタンスで指導をしてきたつもりはありません」として上で。次のように語っています。
「このたびの優勝は、本当にいい選手、いいスタッフに囲まれ、そしていいクラブに所属させてもらえたからこそだと思っています。素直に嬉しさを感じていますが、選手たちはもちろん、クラブを支えてくださるサポーターやパートナー企業の皆様、ホームタウンの方々のおかげで、素晴らしい経験をさせていただいたと思っています。選手たちのがんばりでつかみ取った優勝を、休み明けにみんなで喜びたいと思います」
松橋さんらしいコメントです。このように言える、言ってくれる監督だからこそなしえた優勝だったと、心から思います。
野々村芳和チェアマンのコメントもうれしかったですね。
「若手から経験豊富な選手まで上手く起用することでチームの底上げをはかり、どの選手がプレーしても質の高い攻撃的なサッカーで人々を魅了しました」
「昨日のアウェイ戦も8,000人を超える多くのサポーターが駆け付けました。まさに、ファン・サポーター、地域の皆さまも含めたクラブの総合力で勝ち取った優勝だと思います」
「『アイシテルニイガタ』の声援とともに、来シーズンから再びJ1の舞台で躍動することを期待しています」
そして、東京V戦を見に来ていたアルベルさんは、翌日は次のよう優勝を祝福してくれました👇
アルベルさんは、来季もFC東京の指揮を執ることが決まっています。
2004年のアルビのJ1初陣は味の素スタジアムでFÇ東京さんが相手でした。
来季の開幕戦も、同じカードということもあるかもしれません。そうであれば、勝利で「恩返し」したいですね。
各チームのホーム開幕カードは、あす23日午後7時からJリーグ公式YouTubeチャンネルで発表予定だそうです。開幕戦、ホーム開幕戦の相手はどこになるのでしょうか。楽しみです。
(コメントはJリーグ公式サイトより)
この試合のブログは、こちら👇
#231 アルビレックス新潟 J2制覇! | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
この試合の「アルビの『コトバ』」は👇
#236 タフな一戦に屈するも翌日に優勝決定 アルビの「コトバ」㊶A東京V0-1 | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)