終盤はかなり疲弊していて足も動かなくなった。それくらい頑張った。ここから、この経験をしたことで、さらにコンディションが上がっていくと思うので、さらに良いコンディションで臨めるように期待したい。

「力さん語録」㊱は、9月14日の第36節アウェー甲府戦です。前半に小見洋太選手、後半には三戸瞬介選手と、”コミト”コンビのゴールで2-1で勝利しました。終盤は苦しい場面が続きましたが耐えきり、2連勝です。

先制点は前半18分、左サイドで細かくパスをつなぐと、最後は抜け出した小見選手が角度のないところから左足を振り抜き、ニアサイドをぶち抜きました。

三戸選手の追加点は後半19分。相手陣内左サイドで、谷口海斗選手が相手パスをカットすると高木選手にパス。高木選手が右サイドから走り込んできた三戸選手にスルーパスを出すと、三戸選手はワンドリブルの後、落ち着いて右足でゴール左隅に流し込みました👇

冒頭の松橋力蔵監督の「語録」のコトバは、「三戸 舜介がひさびさに得点。完全復活か」という質問に対しての返答です。

「得点は高木(善朗)の得点といっていい。タイミングと球の質。もちろんファーストタッチの質も非常に良かった。ああいうのは得手して外側に逃げる傾向があるが、しっかりプロとして流し込むという部分で非常に評価できると思います」に続けて語られています。

「非常に評価できる」というコトバ、さらには「この経験をしたことで、さらにコンディションが上がっていくと思うので、さらに良いコンディションで臨めるように期待したい」という声かけ。力さんらしいと思います。

三戸選手は、ウズベキスタンで開かれた Uー23アジアカップにU-21日本代表メンバーとして参加、6月の4試合を欠場しました。7月2日の第24節アウェー群馬戦で先発として復帰しましたが、前半12分にけがで交代。右鎖骨骨折で全治約3カ月と診断されていました。

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ところが受傷から2カ月余の前節の琉球戦で後半25分から出場し復帰を果たし、この甲府戦では後半頭から出場すると、18試合ぶりのゴールを決めたのです。その後は、松橋さんの期待通り「さらにコンディションが上がって」いき、次節から最終節まで6試合連続で先発することになります。

試合自体は中3日だったこともあり、後に天皇杯を制することになる甲府戦さんに「全体的に相手に握られる時間は多くあった」のですが、「われわれの粘り強い守備も勝利に大きく貢献」(松橋監督)しました。

特に終盤は、FWウィリアン・リラ選手にシュートを何度も打たれるなど苦しい状況でした。そのリラ選手に1点を奪われましたが、小島亨介選手のファインセーブをはじめ「しっかりと全員、11人が守り切れる試合」ができました。それだけに三戸選手も「疲弊」したのでしょう。試合後にピッチに倒れ込んで仰向けになった姿が印象的でした。

一方の小見選手は、得点場面について、次のように語っています。

「2、3週間前から練習でやっていた形。角度のないところにパスを出してもらって、そこからクロスと見せてシュート」。常にゴールを意識し、何よりも高い向上心をもって日々の練習に励んできた賜物でしょう。

今季は15節まで出場がありませんでしたが、17節のホーム横浜FC戦で先発して2ゴールすると、その後は出場機会を増やしていきました。第26節から最終戦まで17試合連続で出場を果たしました。

ご存知の通り、次節のホーム水戸戦で高木善朗選手が負傷し、その後の離脱を余儀なくされました。中心選手を欠くことなりましたが、優勝&昇格できました。「全員が戦力」として活躍したからこそですが、三戸選手と小見選手の高卒2年目コンビが大きく成長したことも大きかったでしょう。

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同時に、三戸選手が早期に復帰できたのは、松橋監督のマネジメントはもとより、トレーナーをはじめとしたスタッフの方々の力が大きかったと言えるでしょう。まさに「全員でつかんで優勝&昇格」だったと、あらためて思います。

この優秀なスタッフの元、高木選手も焦らずにリハビリに励み、J1の舞台で大暴れほしいしてほしいと願っています。

   (コメントはJリーグ公式サイトより)

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