アルビレックス新潟はあす21日(土)午後1時から、デンカビッグスワンでサガン鳥栖さんと対戦します。この試合を含めてリーグ戦は残り5試合です。まずは3連勝を飾ってさらに連勝街道を突き進み、一桁順位で終わりましょう!

という訳で今回は、まだ書いていなかった前節・第29節(9月29日)の、アウェー川崎フロンターレ戦についてです。2試合続けての3得点で今シーズン初の連勝を飾り、順位も11位に浮上しました。9位の川崎さんに勝ち点差3に迫り、手を伸ばせば届く所まで来ました。

スコアこそ1点差でしたが、シュート数は19ー5、ボール保持率も63ー37と内容的には圧倒しました。松橋力蔵監督が「90分、われわれらしく戦うこともできましたし、勝点3を奪うことができたことも満足しています」と語るナイスゲームでした。

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ホームでは1ー0で勝利していますから、これでシーズンダブルです。川崎さんとは1999年のJ2発足時に参加した”オリジナル10”のチーム同士で、かつてはライバルといえる関係でした。でも、最近は大きく先に行かれてしまった感がありました。

それがJ1復帰初年にシーズンダブルです。天皇杯準々決勝の雪辱もできました。再びライバルと言えるようにさらに成長を続け、来年こそはタイトル獲りましょう。そのためにも続くラスト5の試合もいい形で終え、来季へとつなげなければなりません。

まずは川崎戦のハイライト動画です👇

第29 節(9月29 日)A川崎〇3ー2
  (9勝9分け11敗・勝ち点36、得失ー6 11位)
 

得点  ジョアン シミッチ(23分)、鈴木 孝司(30分)③
    新井 直人(59分)③、山田 新(76分)、太田 修介(80分)⑤

シュート19ー5  CK7-3  FK18-9 

警告 橘田 健人(87分)、登里 享平(90+6分)  

入場者数 17,557人 晴れ 26.9℃    19:03KO

前節に続き今回の3得点も素晴らしいゴールばかりでした。先制点は鈴木孝司選手でしたが、これは半分は三戸舜介の得点と言っていいものでした👇

この場面、大中祐二さんはニイガタフットボールプレスの川崎戦レビュー(「止められない、止まらない新潟。快哉の今季初連勝」【レビュー】~明治安田生命J1リーグ第29節vs川崎フロンターレ~ : ニイガタフットボールプレス (targma.jp))で次のように表現しています。

「30分、三戸が相手陣中央から大胆にもミドルシュートを放つ。右足から放たれた無回転シュートは驚異の軌道で、あっけに取られている川崎Fの選手たちをしり目に、右ポストをたたいたこぼれ球に鈴木が反応。落ち着いてしっかり押し込み、1-1の同点に追いつく」

有料コンテンツですが、「あっけに取られている川崎Fの選手たちをしり目に、右ポストをたたいたこぼれ球に鈴木が反応」という描写をぜひ紹介したくてちょとだけ引用させていただきました。お許しを。

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この表現で、三戸ちゃんのシュートの凄さと、「あっけに取られる」ことなどなく常にこぼれ球を狙っている鈴木孝司選手のベテランらしい落ち着きぶりが、まるで映像を見るように浮かんできます。さすが大中さんです。

川崎戦については北條聡さんとの感想戦が、「新潟は、明らかに良くなり続けている」という第1回(「新潟は、明らかに良くなり続けている」【頼もう!感想戦 feat.北條聡】~第29節vs川崎フロンターレvol.1~ : ニイガタフットボールプレス (targma.jp))から計8回掲載されています。とても読みごたえがあります。これで月500円は安いです。ぜひ会員になって読んでみてください。

2点目は新井選手の、右アウトサイドにかけたビューティフルゴールでした👇

この得点場面については、ご本人の試合後のコメントをどうぞ。

「ボールが流れてくるかなというのは、クロスが上がってから見えていたので、あとは枠に飛ばすことを意識して打ちました。外から巻いたので、当たり具合とか、良い感じに薄く当たったのも良かったかなと思います。狙いどおりですね」

アウトサイドにかけたシュートって、決まるとすごく気持ちいいんです。新井選手は今季3ゴール目です。おめでとうございます。次も期待しています。

新井選手は、「連勝できたが、何が要因か」という質問に対しては「自分たちを信じてやること」とした上で、次のように語っています。

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「やる前から同じスタイルの川崎に負けない、勝つというのは意識しましたし、天皇杯(準々決勝)の負けというのは、サッカー人生の中でも相当悔しかったというのをみんな少なからず抱えていた。同じスタイルでやる中で、超えていく。そういうところが表れたと思う」

「自分たちを信じてやる」「同じスタイルでやる中で、超えていく」ー。これまで積み上げてきたものに、選手たちが自信と強い手応えを得ていることが窺えます。残り全部勝って、7連勝でシーズンを終えましょう。

そして決勝点となった3点目は、太田修介選手の復活のゴールでした👇

度重なるけがを乗り越えてのゴールに、太田選手は「苦しいリハビリでしたし、メンタル的に落ちる日もありましたけど、家族とスタッフ、チームメートもすごくポジティブな声をかけてくれていましたし、周りの皆さんに感謝しています」と感謝の言葉を述べ、続けます。

「あとは自分を信じてやってきて良かったなと思います。まだ戻ってきたばっかりなので、ここからあとどれだけチームの勝利に貢献できるかが大事だと思うし、もう今日のことは終わったことなので、切り替えてやっていきたい」

今季加入した太田選手は、第2節にスタメンでJ1デビューして得点を決めると翌節もゴールを奪い、5、6節も連続でゴールネットを揺らしました。ところがその後は、試合中に負傷し復帰してはすぐにけがをするということが繰り返されました。

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今回は、8月5日に国立競技場であった名古屋戦での負傷から復帰して2戦目のゴールでした。「ここからあとどれだけチームの勝利に貢献できるかが大事」というコメントには重みがあります。

残り5試合、けが無く終えてほしいと切に願います。そして伊藤涼太郎選手の7ゴールを上回ってチーム内得点王に輝き、さらには得点を二桁に乗せてチームを勝利に導いてほしいと思います。

この日のメンバーは次の通りでした👇

先発は前節から5人代わって、前前節のガンバ大阪戦に近いメンバーでした。右のサイドバックは新井選手が務め、左は堀米選手が5試合連続でフル出場を果たしました。センターバックは千葉選手とトーマス デン選手、ボランチは高選手と秋山選手がコンビを組みま、2列目には長谷川選手、高木選手、三戸選手が入りました。

交代出場は以下の通りです。
星 雄次( 秋山 裕紀)55分
長倉 幹樹( 鈴木 孝司)66分
渡邊 泰基 (千葉 和彦) 66分
松田 詠太郎(長谷川 巧) 73分
太田 修介(高木 善朗)73分

スタッツは、こちら👇

川崎さん相手にこの数字です。最高ですね。

モバアルZでは、久しぶりにバストークがありました👇

あす21日のサガン鳥栖戦後のバストークも見たいですね。

「変わらず、目の前の一試合一試合を決勝とは言わないが、自分のサッカー人生を懸けるくらいの気持ちでやっていかないといけない。その中でしっかりと勝点を積み上げる。そこに目を向けた準備をこれからもしていきたいと思います」

残り5試合はどう戦うか」という質問に、松橋監督は上のように答えていました。期待しましょう。楽しみです。3連勝しましょう!

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