自分たちがやってきている中で質というものを常に向上させていく。そういう部分でわれわれは低いクオリティーのチームではないと思っているので、さらに向上させるというのは非常にハードルが高いと思いますが、それは対戦する相手が引き出してくれると思っているので、またしっかりと、次節も同じような場面があるかもしれないですが、焦れずに手数をかけて、コレクティブに攻撃をしていきながら、全体で守っていくというところは続けていきたいなと思っています。
サッカーのワールドカップ、日本代表やりましたね。２大会連続の決勝トーナメント進出です。それもドイツ、スペインという、ともに優勝経験のある強豪に逆転勝ちし、グループ１位での突破です。うれしいですね。おめでとうございます。
それにしても、きょうのスペイン戦、凄かったですね。痺れました。ここぞという時の集中力、最後まで諦めない粘り強さ。ドイツに勝って自信を掴み、コスタリカに敗れて悔しい思いをし、チームがより一つになり、チームとしての成長を感じました。次のクロアチア戦にも勝利し、初のベスト８入りを果たしてくれると信じています。
さて、「力さん語録」㉙は７月30日の第29節アウェー長崎戦です。２－２で引き分け、２試合続けての上位対決でしたが連敗はしませんでした。ただ、今シーズンは８敗しましたが、次の試合で勝てなかった唯一のゲームとなってしまいました。
前半14分に先制されますが、前半のアディショナルタイムに藤原奏哉選手のゴールで追いつきます。後半に入り、６分に鈴木孝司選手の得点で逆転しましたが、その８分後にＰＫを決められてしまいました👇
前節の５位・岡山さんに続いて、今回は10戦負けなしで２連勝中と勢いに乗る４位の長崎さんとの対戦でしたが、ドローに終わりました。しかし、試合内容については松橋力蔵監督は「試合全体の中でも優位な部分というのは非常に多く見ることができたゲームだったと思っています」と総括しています。
その上で、「相手のカウンターに対しての部分で守れたところもあれば、やられた部分もありました」としながらも、「ただ、全体的には選手たちのパフォーマンスに非常に満足しています」と語っています。
上の「語録」のコトバは、「連敗をしなかったことが評価できる一方、こういうゲームを勝ちに持っていくために必要なことは？」という質問に対しての返答の中で語られているものです。松橋さんは「分かれば教えてください（笑）」とジョークを飛ばした後、
「どこかで僕は、最後自分たちのところにボールが転がってきたりとか取るべきところでしっかり決め切る。守るべきところでしっかり守る。最終的にはそういうところなのかなと思っています。それが球際とかそういうことではなくて、」と語った後、「自分たちがやってきている中で～」と続けています。
今回の語録で注目したいのは、まずは「自分たちがやってきている中で質というものを常に向上させていく。そういう部分でわれわれは低いクオリティーのチームではないと思っている」という部分です。
「われわれは低いクオリティーのチームではない」。ここには、質を向上させていくという、常に「自分たちがやってきている」、やってきたことに対しての自信や手応え、自負を感じます。
そして、「さらに向上させるというのは非常にハードルが高い」というコトバには、その自信や手応えの強さが感じられます。それと同時に、「慢心してはいけない」という戒めの意味を込めたコトバともいえるように思います。
チームの目標は、単に「昇格する」ことではなく、「Ｊ１で戦えるチーム」になることです。そのためには、もっともっと質を高めていかなくてはならない。現状に満足していてはならない。毎試合、「目の前の相手が最強の敵」として全力で臨み、勝っても負けても「課題」をみつけ、修正し、成長していくー。
そうすることで、「取るべきところでしっかり決め切る。守るべきところでしっかり守る」クオリティーを高めていきたい、ということだと思います。
この、「取るべきところでしっかり決め切る。守るべきところでしっかり守る」ということは、J１ではもっと求められることでしょう。今回のワールドカップでも、その大切さ、重要さを教えてくれています。
きょうのスペイン戦の逆転ゴールにつながった、三笘薫選手の折り返しも、そんなプレーの一つといえるのではないでしょうか。日本が同点に追いついき、ムードも高まる中で、「これを折り返せば絶好のチャンス」と見逃すことなく走り込み、諦めることなくクロスを上げた判断力、技術力の高さに脱帽です。
このプレーとは、ちょっと質が違いますが、同じようにゴールラインを割る寸前でボールを収めてクロスを上げ、アシストした本間至恩選手のプレーを思い浮かべました。次の大会に至恩くんが出場し、躍動してくれることを祈って、そのシーン（22節のホーム秋田戦）の動画を埋め込んでおきます👇
（コメントは、Ｊリーグ公式サイトより）
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＃129 この勝ち点１を次に生かそう | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
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＃203 上位対決 勝ち点１を持ち帰る アルビの「コトバ」㉙ A長崎２ー２ | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
