最後のところの課題といいますか、尽きない部分ではありますが、クオリティーやバリエーションなどは引き続き高めていかなければいけないと思います。

「力さん語録」⑳は、6月4日の第20節アウェー徳島戦です。4連勝はなりませんでしたが、アウェーで追いついて引き分けました。

この結果、新潟、仙台、横浜FCの3チームが勝ち点39で並び、アルビが得失点差で首位に立ちます。この日のアウェーでの勝ち点1と、前節までの3試合連続3-0の勝利が大きくものを言う形となりました。

試合は、前半19分にPKを決められて先制を許してしまいました。しかし、前半終了間際に、左サイドからテンポよく右サイドへとボールを回し、最後は藤原奏哉選手のピンポイントクロスを谷口海斗選手が頭で合わせました👇

チームは、この試合の3日前の6月1日、ホームで熊本さんとの天皇杯2回戦を戦い1ー4で敗れていました。若手中心で臨んだといえ、屈辱的ともいえる完敗を喫し、この試合には絶対に勝ちたいという思いがあったでしょう。

松橋力蔵監督の上のコトバは、「最初にPKを取られて先制されたのはアンラッキーだったと感じています。ただ、試合を折り返す前に前半のうちに追いつくことができ、後半ではより自分たちのプレーをという気持ちで臨みました」のあとに、「しかし、」と続けて語られています。

翌日の試合で首位の仙台さんが敗れたため、アルビは首位に立ちました。もちろん、この日の試合終了時点ではそれは分からず、場合によっては3位に落ちる可能性もありました。勝たなかった悔しさはあるのでしょうが、いつもながらに冷静に試合を振り返っているのが、松橋さんらしいと感じます。

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松橋さんは、次のようにもコメントしています。
「良い状態でゴールに向かっている中での判断ミスやコンビネーションの欠如が少しあったことは残念です。ただ、選手たちは最後までゴールを目指してくれました。最後はオフサイドだったと思いますが、そこで取り切れるように目指して準備をしていきたいです」

順位や、1試合1試合の結果には一喜一憂しない。良かった部分はきちんとほめ、課題は「尽きない」かもしれないけれど、「クオリティーやバリエーションなどは引き続き高めて」いくー。

見据えるのは「10・23」の最終戦。そして、その先の「J1で戦えるチーム」を目指して、進化し続けるという、ブレない姿勢がここからもうかがえます。

    (コメント、データは全てJリーグ公式サイトより)

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この試合のブログは、こちら👇
#72 次こそは勝って折り返そう | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)

この試合の「アルビの『コトバ』」は👇
#183 4連勝ならずも首位奪還 アルビの「コトバ」⑳ A徳島1ー1 | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)

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きのう11月14日にあった「2022 J2リーグアウォーズ」で、松橋監督が優勝監督賞を受賞し、ベストイレブンにはアルビから6選手が選ばれました👇

さらには、「フェアプレー賞」も受賞です。ベストイレブンは11人のうちの半数以上です。うれしいですね。個人的には、リーグ終盤にけがで途中離脱となった高木善朗選手が選ばれたことに、胸が熱くなりました。

最優秀選手賞は横浜FCの小川航基選手でした。アルビから選ばれず残念な気持もありますが、26ゴールも決めてチームを1年でJ1に復帰させる原動力となった小川選手の受賞は妥当と言えるのではないでしょうか。

これは逆に考えれば、MVPを取るようなストライカーはいなくても、フェアに戦い、リーグ最多得点、最少失点で優勝した、まさに「全員が戦力」「新潟一丸」の今季を象徴するアワードだったといえるでしょう。

監督、全スタッフ、すべての選手のみなさん、おめでとうございます。ありがとうございました。「新潟 超 超 最高!」(私は山口素弘さんの「新潟最高」はスタジアムで聞きましたw)

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