サンクスフェスタであいさつする松橋力蔵監督

試合に入る前から、確かに相手の琉球さんは成績こそ振るっていない部分はありますが、われわれはそういうふうにはまったく見ていなかったですし、非常にポテンシャルがある良いチームだと見ていました。

「力さん語録」⑬は、4月30日の第13節アウェー琉球戦です。1-1で引き分け、3連勝はなりませんでした。しかし、前節から中2日で、それも長距離を移動しての試合でした。先制されながらも追いついたことは評価できるでしょう。

前半10分に失点しましたが、前半のアディショナルタイム1分、谷口海斗選手が得たPKを高木善朗選手が決めました👇

上の「語録」のコトバは、「非常に難しいゲームになったなというふうに思っています」に続いて語られています。

「琉球さんは成績こそ振るっていない部分はありますが、」というのは、12節終了時点で琉球さんは1勝3分け8敗で最下位に沈んでいたからです。対するアルビレックスは6勝4分け2敗の勝ち点22で3位につけていました(1位は勝ち点28で横浜FC、3位は同23の仙台)。

今の順位など関係ない。最下位だけど「非常にポテンシャルがある良いチーム」と、相手をリスペクトする。そして、もうすっかりおなじみになった「目の前の相手が最強の敵」のスタンスで臨みましたが、勝てませんでした。

それでも指揮官は、「ただ悪い中でも同点に追いつき、何度かですが最後のクオリティーのところをもう少し確実なものにして、良い判断の中でのプレーにつなげられればというのもあります」と選手たちを称えます。

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その上で「けれどもたらればでは勝てないので、そういうところはまた積み上げていかないといけないなと思っています」と、さらなる成長を誓っています。

相手をリスペクトする。常に最善の備えをする。結果が伴わなくても良かった部分を称える。勝っても、負けても、引き分けても課題を指摘してともに成長しよう呼びかける。ここでも一貫した姿勢が見られます。

この試合では、秋山裕紀選手が今季初先発を果たしました。前半だけの出場で、「攻撃のところは自分の良さが出たシーンもあれば、もうちょっとできたんじゃないかなという悔しさも正直ちょっとあります」と率直な感想を語っています。

それでも「ダブルボランチでのヤン(高 宇洋)とのパス交換であったり、そこで相手を引き出したときにポジショニングを取っていたヨシくん(高木 善朗)だったりだとか、そういったところでうまくチームとして共有していた部分だった」と、手応えを感じていたようです。

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この試合は5連戦の真ん中の3試合目で、中2日という厳しい日程でした。先発メンバーは前節から7人を入れ替えています。今季を通じて最大の人数です。前節も今季で2番目に多い6人が入れ替わっています。まさに、総力戦が続きました。

そして次節、リーグ戦の1/3を終えた試合後、松橋さんは「全員が戦力」という、おなじみとなったコトバを力強く語ることになります。

     (コメントはJリーグ公式サイトより引用)

この試合の「アルビの『コトバ』」は、こちら👇
#169 中2日…ヨシくんゴールで追いつく アルビの「コトバ」⑬ A琉球1-1 | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)

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