上位対決にふさわしい、引き締まったナイスゲームでした。ホームで2か月ぶりの勝利です。そして2試合連続の無失点です。何より、3位との勝ち点差が7に開きました。個人的には、ブログの150回目をアルビレックス新潟の勝利について書けることを、とてもうれしく思います。「150」ーそう「いこれ」J1へ!
アルビレックス新潟はJ2第32節の20日、デンカビッグスワンで5位(対戦時)のロアッソ熊本さんと対戦し、1-0で勝利しました。連勝で勝ち点は62になりました。首位の横浜FCさんも勝ったため、勝ち点1差で2位のままです。しかし、3位の仙台さんが敗れたため、その差は7となりました。
J1に自動昇格できるのは2位までです。残り10試合。まだまだ何があるかわかりません。でも、上位対決を制して3位との差を7に広げたことは、とても大きいです。このまま一戦一戦を大事に戦い、目標を達成しましょう。
スコアこそ1-0でしたが、快勝といっていいでしょう。
アルビは、立ち上がりからボールをテンポよく動かし、相手に的を絞らせませんでした。相手のプレスには、慌てることなくいなし、縦パス、ディフェンスラインへ裏へのパスを交えながら多彩な攻撃をしかけました。
相手のビルドアップに対しては、谷口海斗選手や高木善朗選手が相手のパスコースを限定させると、中盤で激しいプレスをかけてボールを奪うなど、決定的な場面はほとんどつくられませんでした。
Jリーグ公式サイトで、熊本さんの三島頌平選手は「相手のプレス、出足は今まで対戦した相手の中でも鋭さを感じたか」という質問に対し、「それももちろんありますが、自分たちが修正できなかった。やり方を変えなかったというか、合わせてしまった」とコメントしています。
同じく髙橋利樹選手の「一番大きな違いはボールを奪ったあとのパスをつなぐところで、新潟はそこでつなげたけど、自分たちは奪ったあとでミスしたり、トラップのところで奪われたりして、そういうところでの違いがいまの順位なのかなと」「結果でも内容でも相手が完全に上回っていたかなというのがある」というコメントが印象的です。
先制点は前半18分、敵陣で相手ボールを奪ってからの流れでした。決めたのは小見洋太選手です👇
相手陣内のセンターライン付近で、高木選手が相手ボールを奪うと、すかずそれを拾った高宇洋選手が谷口海斗選手にパスを送ります。谷口選手はドリブルで持ち上がると、左サイドから走り込んできた小見選手に、ペナルティーアーク内からスルーパス。小見選手は落ち着いてダイレクトで反対サイドに流し込みました。
前節のアウェー栃木戦では、決定的なシュートを何度か放ちながら決めれなかっただけに、”ヒーローインタビュー”でも笑顔が輝いていました👇
小見選手は、Jリーグの公式サイトでは、「前節、決定機がいくつかあった中で外していたので、チャンスは必ずくるから決め切ろうと思って入りました。ゴールにつながった場面は冷静さを持てました」とコメント、「この1週間はフィニッシュに重点を置いて取り組みました」と明かしています。
さらには「僕の一番の良さであるゴールに向かうところを出せれば結果につながると思う。結果を出すことが勝利につながる。ゴールはより積極的に狙っていきたい」ともコメントしています。頼もしいですね。
この日は、小見選手とシマブク カズヨシ選手が左右のサイドハーフとして2試合連続で先発しました。二人のプレーぶりからは自信が感じられました。千葉和彦選手と谷口選手が復帰し、持ち味を発揮しました。今後も楽しみですね。
そして、何といってもトーマス デン選手です。栃木戦には行けなかったので、今回初めて生で見ることができましたが、「トミーに首ったけ」です。ポジショニングや足元のうまさ、落ち着いていて、しなやかで…。ゴールも早く見たいですね。
さて次は、27日にアウェーで21位の岩手さんと対戦します。残り10試合となり、残留争いも激しさの度も増しています。「目の前の相手が最強の敵」の精神で戦い、勝ち点3を持ち帰ってほしいと思います。