前監督に成長した姿は見せることが出来たのではないでしょか。しかし、敗れました。ならば、もっと強くなるだけです。次の対戦は11月11日の第32節、会場はデンカビッグスワンです。成長を止めることなく一段と進化した姿を見せつけて”恩返し”しましょう。

アルビレックス新潟はJ1第10節の29日、アルビを2020年から2年間指揮したアルベル監督が率いるFC東京さんとアウェーで対戦し、1ー2で敗れました👇

第10節(4月29日)A・FC東京●1ー2
  (3勝3分け4敗・勝ち点12、得失ー3 暫定13位)

得点   仲川 輝人(8分)  伊藤涼太郎(12分)⑥  ディエゴ オリヴェイラ(34分)  

シュート6ー7  CK2-3  FK9-13

警告(新潟のみ)  小見洋太(65分)①  高木善朗(77分)①  千葉和彦(89分)①

これでリーグ戦では2度目の2連敗、ルヴァンカップを合わせれば公式戦3連敗となってしまいました。順位も暫定13位に下がり、今季で一番低い順位となってしました。

4月は1勝1分け4敗と苦しい戦いを強いられました。堀米悠斗キャプテンはFC東京戦後、「このスタイルで勝つことに意味がある。いまは苦しんでいますけど、必ず乗り越えたい。このスタイルで乗り越えたいと思います」と語っています。

スタイルを貫きながら、敗戦から学び、5月からは反転攻勢をかけましょう。

アルビはここまで2試合連続で先制され、ともに0ー2で折り返すという展開でした。この試合も前半早々に失点します。敵陣ペナルティーエリア付近でパスをカットされるとカウンターから決められてしまいました。

しかし、今回は4分後に追いつきました。伊藤涼太郎選手の技ありのフリーキックでした👇

相手GKの逆をつき、ゴール右隅にツーバウンドして吸い込まれました。前前節の福岡戦の後半開始直後に決めたFKに続き、鮮やかな一撃でした。その時は逆転へののろしとなっただけに、今回もという期待が高まりました。

しかし、前半34分に勝ち越されてしまいます。ディエゴ オリヴェイラ選手の、ペナルティーエリア右角付近からの、強烈なニアハイへのシュートが右上隅に突き刺さりました。

このシュートについて星雄次選手は次のようにコメントしています。
「相手のスーパーゴールもあったんですけど、そういうところは見逃してくれないなと実感しました」。まさに、J1の質の高さ、決定力をまたも見せつけられてしまいました。

それでも星選手は「ボールの動かし方というか、より前にボールをつける場面はここ数試合に比べると、あくまで印象ですけど、あった。それはポジティブに捉えて、また試合はすぐにくるので、チームとして取り組みたいと思います」と語っています。アルベルさんの目には、どう映っていたでしょうか。

そしてこの試合は、高木善朗選手が、公式戦3試合目、リーグ戦では2試合連続で途中出場しました。高木選手が入って、システムが4-2-3-1から、4ー3ー3に変わりました。これについてはサッカーマガジンさん(平澤大輔さんでしょうか)が詳しく書いておられますので👇をご覧ください。

伊藤涼太郎選手と高木選手が並び立つシステムは、見ていて一層ワクワクします。「悪い流れを断ち切る最も効果的な一手として、『高木善朗の完全復活』を待ち望む声は多い」としう締めの言葉に、うなずくばかりです。楽しみで仕方がありません。

この日のメンバーは次の通りでした👇

千葉和彦選手が第3節のホーム札幌戦(3月4日)以来のスタメン、阿部航斗選手は第6節のホーム名古屋戦(4月1日)以来の4試合ぶりにゴールマウスを守りました。星雄次選手は、第5節のA浦和戦(3月18日)以来の先発で、今季3試合目の出場を果たしました。そのほか前節はメンバー入りしなかった堀米悠斗選手と、途中出場だった藤原奏哉選手が2試合ぶりにスタメンに名を連ねました。

交代出場は、次の通りです。
 小見 洋太(谷口 海斗)63分
 高木 善朗(太田 修介)63分
 グスタボ ネスカウ(星雄次)63分
 新井 直人(藤原 奏哉)78分
 島田 譲(高 宇洋)84分

グスタボ ナスカウ選手も高木選手と同じく2試合連続の途中出場、小見洋太選手も同じ時間に投入され、2試合ぶりにピッチに入りました。

小見選手は、相手に接触していないのにファールを取られるという”誤審”にあってしまいました。それによりアルビは決定的なチャンスを奪われたばかりでなく、ほかにも微妙な判定があったように感じました。

しかし、小見選手は自身のブログで次のように綴っています👇
#282 4月29日(土)「J1第10節vsFC東京」 – 小見洋太 Official Blog (komiyotaofficialblog.com)

「今の自分が目を向けるべきところは誤審ではありません。そんなことよりも今日は自分で掴み獲ることができるチャンスを自分で逸しました。
一つのチャンスで仕留められるように練習します。
いっぱい練習します。
意味のある練習します。」

きっと、全ての選手たちがそう思っているに違いありません。
こういうチームは絶対に、もっともっと強くなります。信じて応援するのみです。

スタッツは、次の通りでした。

シュート数は、公式記録ではアルビは6本(FC東京7本)で、これは第5節のA浦和戦(●1ー2)の5本に続き少なく、7節のA神戸戦(△0-0)と同じでした。シュート数が一桁だったのはもう3試合あって、第2節のA広島戦(〇2-1)と8節のH福岡戦(〇3ー2)の7本、4節の川崎戦(〇1ー0)の9本です。

シュート数が相手より少なかったのはFC東京戦で6試合目となりましたが、このうち勝利したのは7本ー22本だった広島戦のみです。ほかは敗戦が3試合、引き分けが2試合でした。逆に多かったのは2試合で、4節H川崎戦は9本ー6本で1-0の勝利、9節のH鹿島戦は11本ー9本でしたが0ー2で敗れています。シュート同数は2試合で1勝1分けでした。

シュート数が多ければいいという訳ではないかもしれませんが、相手より少ないとなかなか勝てないという風に見ることが出来るかもしれません。被シュートを減らし、決定力を上げていきたいところです。

松橋力蔵監督はFC東京戦の試合後、攻撃の評価について問われ、次のよう答えています。
「シュートが少ないという部分から考えれば、もっともっと狭い中でもしっかり守られた中でも崩す。それと、(グスタボ)ネスカウが入ることによってクロスが増えたが、精度は決して高くなかった。しっかり脅威となるように、精度を上げていきたい」

モバアルℤの「Inside of ALBIREX」では、試合終了後のベンチの様子が紹介されているのですが、ここでも精度について触れ、選手たちに「もっと強くなろう」と呼びかけています👇

モバアルZの同じ有料コンテンツの「広報ダイアリー」では、「自分ですべきことは」と題して小見選手の思いが紹介されています。こちらもあわせて、ぜひごらんください。

次は、試合から中3日となる5月3日、2戦連続のアウェーで横浜FCさんと対戦します。昨季はJ2で戦った横浜FCさんは、今季の勝利がありません。「この一戦」にかける思いは、並々ならぬものがあるでしょう。

しかし選手たちは隙など見せず「目の前の相手が最強の敵」と闘ってくれることでしょう。築き上げてきた「鮮やかなコンビネーションと急所を突くスピード満載の攻撃」(上記サッカーマガジン)で、勝ち点3を持ち帰ってくれると信じています。

   (コメント、データはJリーグ公式サイトより)

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