勝ち点3を掴めなかったとはいえ、相手の思い通りともいえる展開で2点をリードされながら、残り12分から追いついた執念は見事でした。この「勝ち点1」を生かさなくてはなりません。次こそ、勝ちましょう。
アルビレックス新潟はJ2第30節の6日、デンカビッグスワンで徳島ヴォルティスさんと対戦し、2ー2で引き分けました。
勝ち点1を積み上げて2位をキープし、敗れた首位の横浜FC さんとの差は1に詰めました。しかし逆に、勝った3位の仙台さんとの差は1となってしまいました。
1~3位の3チームが、勝ち点差1ずつという激戦です。残りは12試合です。この「1」を生かすためにも、これからは一戦必勝で戦って自動昇格圏を維持し、最後に歓喜の時をむかえましょう。
それにしても、アルビの両サイドバックによる終盤の得点は、気迫のこもったナイスゴールでしたね。まず決めたのは後半33分、藤原奏哉選手でした👇
左サイドで得たFKを、高木善朗選手が蹴ったボールは曲がりながらファーサイドと飛んで行きます。これを走り込んできた藤原選手がダイビングヘッドで合わせました。
1点差に迫り、「同点、そして逆転だ」とスタジアムの雰囲気もヒートアップすると、後半40分、われらがキャプテンがやってくれました👇
右サイドのスローインからボールをつなぐと、後半途中出場の秋山裕紀選手がゴール前へとクロスを送ります。これを走り込んできた堀米悠斗選手がヘディングで決めました。今季初ゴール。震えました。
この日の試合、相手は守備時には最終ラインに5人を並べ、堅いブロックを敷いてきました。まさに「守ってカウンター狙い」のような感じでした。前半17分は中盤でボールを奪われてからのカウンター、後半13分には右サイドのクロスから中央でヘッドで合わせられました。
徳島さんの ダニエル ポヤトス監督は、Jリーグの公式サイトの監督談話で、5バックの狙いについて、次の通りコメントしています。
「そこはサイドの相手、新潟のSBを引き出したかったと同時に、CBは持ったときには良いプレーをするが、横浜FC、東京V、岡山戦などを分析したら、センタリングの対処に問題があると思い、SBを引き出して、2トップをぶつけて2対2を狙いました」
徹底的に研究されていますね。これに対して、松橋力蔵監督は、次の通りです。
「前半に関しては、相手の守備のやり方に関して、少しわれわれが自分たちの良さを、相手に合わせて慎重に慎重にというところが見受けられた。加えてイージーなミスで自分たちのテンポが上がらなかった。後半も取り返そうという思いがありながら、立て続けの2失点目で難しいゲームになってしまった」
特に前半に関しては、見ていて強くそう感じました。しかし、後半から途中出場した若手の選手らがリズムを変え、何といっても選手たちからは最後まで諦めないとい気持ちがビンビンと伝わってきました。
次はアウェーで栃木SCさんと対戦します。きょうと同じような戦いをしてくる可能性もありますが、同じ轍を踏むことはないでしょう。課題を修正し、自分たちのサッカーをブラッシュアップし、アグレッシブに戦ってくれるに違いありません。絶対に勝ちましょう!