本当に「難しいというか、情けないというか、非常に残念なゲーム」(松橋力蔵監督)でした。試合開始早々に先制されたのに加え、それを含めた3失点中の2点はミスと言っていい対応からの失点でした。

これで連敗となってしまいました。リーグも残り2試合で前半戦を終えます。次こそは勝って、反転攻勢かけてほしいですね。

アルビレックス新潟はJ1第15節の28日、デンカビッグスワンでガンバ大阪さんと対戦し1-3で敗れました👇

第15節(5月28 日)Hガンバ大阪●1ー3
  (4勝4分け7敗・勝ち点16、得失ー7 13位)

得点  倉田 秋(2分) ファン アラーノ(44分)
    舞行龍ジェームズ(48分)① 黒川 圭介(56分)    

シュート18ー9  CK7-2  FK15-6

警告  島田 譲(6分)③

入場者数 2万1,860人 雨 21・8℃

この日のメンバーは次の通りでした👇

スタメンは、4日前にあったルヴァンカップから10人が入れ替わり、リーグ戦の前節からは3人が変わりました。谷口海斗選手が5試合ぶりに先発、島田譲選手と藤原奏哉選手が2試合ぶりにスタートからピッチに立ちました・

交代出場は、
 渡邊 泰基(千葉 和彦)45分
 小見 洋太(伊藤 涼太郎 )45分
グスタボ ネスカウ(谷口 海斗)45分
 秋山 裕紀(島田 譲 )69分
 ダニーロ ゴメス(三戸 舜介)82分

ネスカウ選手はリーグ戦では4試合ぶりの出場、他の4選手は2試合続けての途中出場でした。

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ハーフタイムで3枚代えをし、後半3分には高木善朗選手のCKを舞行龍ジェームズ選手が頭で押し込んで1点差としました。舞行龍選手は今季初ゴールについて「ボールがすごく良かった。練習どおり。相手のそこが弱いというところに入っていって、すらす練習はしていた」とした上で次のように語っています。

「よし(高木 善朗)のボールの高い質。そういうプレーが必要。高い質で相手を崩せる。1本から得点が生まれる。流れの中でもできるようにやっていきたい」。さらには「ちょっとしたパスのズレだったり、立ち位置の差ですべては変わると思う。本当に細かいところ。そこは一人ひとりが見直していかないといけないと思います」とも語っています。今後に期待です。

後半早々に追いつき、これで逆転もいけるという雰囲気にもなっただけに、11分の失点が勿体なかったですね。味方同士が”お見合い”のようになったところを奪われて、決められてしまいました。

それでも、三戸選舜介選手や小見洋太選手、高木選手らが果敢にシュートを放つなどして諦めない姿勢を見せてくれましたが、及びませんでした。

スタッツは次の通りです👇

シュート数は公式記録では18ー9ですからアルビが倍打っています。そのほか内容的にも決して悪くはなかったと思います。ただ、ちょっとした判断の遅れ、誤りから、与えなくていい得点を少なくとも2点、献上してしまいました。

相手は5連敗中で、リーグ戦は1勝しかできずに最下位に低迷していました。アルビの選手たちには、ホームだし絶対に勝たなければいけないという気負いもあったのかもしれません。

以前ブログでご紹介した「ダブル・ゴール・コーチ 勝利と豊かな人生を手に入れるための指導法」(ジム・トンプソン著、訳・鈴木佑依子、東洋館出版社)=#61 「熟達志向」忘れずJ1へ | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)には、次のように書かれてます。

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「スコアボード上の勝利が何よりも大事だと考える選手は、『負けてしまうのではないか』という不安を感じ、貴重な気力を費やしてしまう。問題となるのは、不安になったり緊張したりすると、失敗しやすくなってしまうということだ。失敗を恐れるようになると、ためらったり臆病になったりしてしまうのである」

一方で、「英国のスポーツ心理学教授の、2000年シドニー五輪に出場したノルウェーとデンマークの62人についた研究で、『勝つことではなく、熟達することに集中するよう指導された選手の方が、より多くのメダルを獲得し、スコアボード上よい成績を上げていた』」ことが分かっているそうです。

もちろん一戦一戦、目の前の相手が最強の敵と勝利を目指すのは当然です。ただ、それにとらわれすぎることなく、自分たちが成長することに集中する。「J1で戦えるチーム」を目指して昇格を果たしたチーム、各選手が、今度は「J1でタイトルを獲る」チームを目指して戦う。そのことに集中して試合に臨み、チームの個人の成長を楽しみながらプレーすることで結果もついてくるのは、そんな風に思っています。

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