悔しい敗戦でした。しかし、若手選手らが持ち味を発揮して躍動しました。「さらなる飛躍!」への期待が広がる、私はそんな一戦だったのではと思っています。

もちろん課題はありました。でも、実際にJ1での厳しさを体験した若手選手らが、練習から課題を克服しようと、さらには自らの特長をもっと生かそうと切磋琢磨することで、チームの力はさらに向上していくことでしょう。今後がますます楽しみです。

J1のアルビレックス新潟は8日、ルヴァンカップの初戦をアウェーでアビスパ福岡さんと戦い、0ー1で敗れました👇

ルヴァンカップGS第1節(3月8日)A福岡●0-1
  (1敗・勝ち点0、得失=1 4位)

得点 鶴野怜樹(59分) 

シュート12ー8  CK11-3  FK11-10

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この試合について松橋力蔵監督は試合後、次のように語っています。
「選手はわれわれがやろうとしていることをしっかりと表現しようとしてくれたと思っています。結果は非常に残念なものになってしまいましたが、次につながる、自分たちがこれまでやってきたことをブレずにやってくれた、そういうゲームだったと思います」

立ち上がりこそヒヤヒヤしましたが、「われわれがやろうとしている」テンポよくボールを回し、時には縦パスやディフェンススライン裏へのロングパスといった速い攻撃を織り交ぜながら主導権を握り、決定機も多く築きました。

この日の先発は、4日にあったリーグ戦の第3節ホーム札幌戦から全員を入れ替えました。札幌戦に先発した11人は、ベンチ入りさえもしませんでした👇

この試合後、中2日で11日にホームでリーグ戦の第4節・川崎戦があります。それを考慮し、札幌戦の先発メンバーを福岡には帯同しなかったのでしょう。だからといって、大事なルヴァンカップの初戦を落としてもいいとは、寸分も思っていなかったでしょう。

今季も「全員が戦力」で戦うという強い意志、そしてその自信があったからこその、若手選手らの起用だったに違いありません。

先発では、GK阿部航斗、右SB長谷川巧、CB早川史哉、ボランチ星雄次の4選手が今季初出場、CB田上大地、左SB新井直人、右MF松田詠太郎、FWグスタボ ネスカウの4選手が初先発を果たしました。

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控えには若手が多く入りました。高卒2年目のMF吉田 陣平、新潟U-18で2種登録の石山 青空の両選手に加え、大卒2年目のMFシマブク カズヨシ、新加入のダニーロ ゴメスの2選手の計4選手が途中出場を果たしました。高卒2年目のGK西村遥己選手とトーマス デン選手は出場がありませんでした。

出場した全選手から、期待に応えよう、リーグ戦のスタメンに割った入るためにチャンスを生かそうという思いが伝わってきました。 

トータルのスタッツでは、ボール保持率、シュート数、パス成功率とも福岡さんを大きき上回りました👇

新加入選手では、ネスカウ選手が右クロスを頭で合わせてポストを直撃、ダニーロ選手はスピードに加え、反転してからの左足シュートがバーを直撃するなど、見せ場を作りました。若手の吉田、石山両選手のボールさばきなども、もっと見ていたいと思わせるプレーぶりでした。

判断やプレーの速さ、そして精度を上げることなど、それぞれが課題としっかり向き合って、日々成長してリーグ戦でも躍動してほしいですね。

ルヴァンカップは、J1の全18チームとJ2の2チーム(前年度J1の17位の清水、18位の磐田)の20チームで争います。5グループに分かれ、各グループで2回戦総当たり(ホーム&アウェイ方式)のリーグ戦を行います。

各グループの1位(5チーム)と各グループの2位のうち成績上位3チームの計8チームがプライムステージに進出します。

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アルビはDグループで、このほか鹿島、柏と一緒です。鹿島と柏は1-1で引き分けましたから、1節を終わった順位は、1位福岡(勝ち点3)、2位タイで鹿島と柏(勝ち点1)、4位が新潟(勝ち点0)です。

ルヴァンカップの次戦は3月26日に、デンカビッグスワンで鹿島アントラーズさんと対戦します。日曜開催です。熱い声援で後押しして、初勝利を挙げたいですね。

さらには、あさって11日にはデンカビッグスワンでリーグ戦第4節の川崎フロンターレ戦があります。昨シーズンは2位で、その前には2度連覇している強豪です。サポーターの方々も大挙して訪れるようです。

楽しみですね。ワクワクしますね。前節よりも、もっともっと力強い応援で選手たちの背中を押して、ホーム初白星を飾りましょう!

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