群馬戦で勝利し、喜ぶゴール裏のアルビサポーター(3月26日)

「新潟スタイル」の応援

前回(#12)に続き、今回は「私がアルビを応援するワケ」の<下>です。なぜ応援するのか。
「いいプレーには拍手を、選手のミスには次のナイスプレーを期待してもっと大きな拍手を」という、選手たちを前向きに後押しする「新潟スタイル」の応援も大きな理由の一つです。

前回ご紹介した「勝利を求めず勝利する」で、著者のラインハルト・k・スプレンガ―氏は、「サッカーはミスだらけのスポーツ」だと強調していました。ミスをしたら、全員で助け合い、「いつでもどこでも、それぞれの選手が責任を持ってサポートし合うことで、ミスによる影響は軽減されていく」と書いていました。

12番目の選手である私たちも、選手のミスを責めたり、大きな溜息をしたりすることなく、ポジティブな応援でサポートしたいものです。

美しく、歓声が反響するスタジアム

わがホーム、デンカビッグスワンスタジアムは、白い屋根がハクチョウの羽のようにピッチを包み込み、スタンドの歓声が反響して選手たちに降り注ぎます。いまは声援を送ることはできませんが、拍手で、手拍子でよい雰囲気をつくりあげましょう。

スタジアムを包み込む前向きで、熱く、温かな雰囲気は選手たちを後押しするだけでなく、初めて訪れた方々に「また来たい」と思ってもらえることにもつながるでしょう。やじや怒号はいらない(今はそもそも声出し禁止ですが…)、ため息は小さく。

もちろん観戦、そして応援のスタイル、スタンスは人それぞれで、それぞれの人が自分のスタイル楽しむことがスタジアムを良い雰囲気にし、観客増にもつながっていくのだと思います。

そして、ここぞという時に、スタジアムが大きな手拍子で包まれたとき「何か」が起きる。4万人でスタジアム埋まっていたころ、私たちは「代打リマ」でそれを体験しました(ご存じない方はYouTubeで「代打リマ」で検索してみてください)。あの時のような雰囲気が再び味わえる日が来るといいですね。

ホームゲームで流れる「スマイルスタジアム」の動画で、小島亨介選手は次のように語っています👇

「今はまだ大きな声は出せませんが、
スタジアムに響き渡る拍手や手拍子から
みなさんの想いは私たちにしっかり届いています」と言ってくれています。

チームに勝ち続けてもらうために、選手たちが楽しく、躍動できるスタジアムの雰囲気をつくりあげましょう。

今季こそはアウェーに多くいきたい

アルビを応援するようになって良かったこと、もう一つは、全国各地を訪れて、たくさんの思い出をつくることできた、ということも挙げられます。

新型コロナウイルスの感染拡大で、私は2020年の群馬での開幕戦以来アウェーには行けていなかったのですが、ことし3月末の千葉戦にようやく行ってきました。試合は悔しい結果に終わりましたが、2年1か月ぶりのアウェーの旅を存分に楽しむことができました(#03 プチ「卒業旅行」に行ってきました)。

息子たちが小さかったころは、車を運転して家族で山形や仙台に行ったり、観光を兼ねて京都や東京に行ったりしました(2004年の味スタでのJ1初戦も家族で行きました)。仙台では帰りのパーキングで選手バスと一緒になり、子供たちが「反町監督がいた」「野沢だ」などと喜んでいたのが思い出されます。

息子たちが進学で東京に行ってからは、そこを拠点に、都内近郊の試合は息子たちと見に行ったりしました。家族間で共通の話題が持てる、一緒に旅に出るきっかけになる、これもアルビサポになってよかったことの一つですね。

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関東での試合は、アル関バスで磐田や清水、鹿島、栃木などに行き、関東のサポさんたちともお知り合いになれました。アルビサポにならなければ、絶対に出会うことがなかっただろう多くの方々と知り合いになることができた。多くの方が、それを実感されているのではないでしょうか。

近年は、ビッグフラッグお広げ隊に参加するようになり、メンバーの方の車に乗せてもらったり、チャーターしたバスで金沢、岐阜、山形に行ったりしました。山形は2年連続で行きましたが、クラゲで有名な鶴岡市の加茂水族館や、私の大好きな藤沢周平さんの記念館に寄ったり、山形で冷やしラーメンを食べたりと、観光と食を満喫できました。

アウェーの旅では、たとえ短時間の滞在であっても、その土地土地の食や文化を楽しむことができます。時には、相手サポさんやスタッフさんが声をかけてくれて、サッカー談義を楽しむことができたりもします。Jリーグ、そしてアルビがあることに感謝です。

早く、声を出しての応援やビッグフラッグのお広げ、そしてアウェーにも安心して行けるようになりますように。

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