悔しい、悔しい、そして切ない敗戦でした。
J1のチームと戦うことなく、初戦で散ってしまいました。ただ、私たちのチームは今季、3度の敗戦ごとに切り替え、ギアを上げて成長してきました。
試合には出場しなかった堀米悠斗キャプテンは試合後、次のようにツイートしていました。
「この敗戦から何を学び、活かしていくのか。 明日からチームはもう一度ネジを巻き直してリーグに向かう準備をしていきます。 ネガティブな空気が漂うときこそ、サポーターの皆さんを含めた新潟一丸で。 この悔しさを必ず乗り越えて、みんなで上に行こう」
すべての選手、スタッフ、そして多くのサポーターがそう思っていることでしょう。
この悔しさをリーグ戦にぶつけ、新潟一丸で、J1昇格を果たしましょう!
アルビレックス新潟は1日、デンカビッグスワンで天皇杯の2回戦を戦い、同じJ2のロアッソ熊本に1ー4で敗れました。
前半8分に、ショートコーナーから頭で合わせられて失点しましたが、その3分後、この選手が決めて追いつきました👇
矢村健選手から中央のシマブク カズヨシ選手にわたり、パスを受けた小見洋太選手が左隅に鮮やかに流し込みました。
しかし、その後は相手のハイプレスに苦しみ、深い位置で奪われるなどミスがらみで3失点を喫してしまいました。
直近のリーグ戦から中3日の熊本は、先発は2人変わっただけ。それに対して中2日のアルビは11人全員が入れ替わりました。アルビは全体的に味方との距離感が悪く、わずかな一歩一歩の遅れからセカンドボールは拾えず、素早い寄せにボールを失うことも目立ちました。
たとえ練習でいいパフォーマンスができていたとしても、ここまで出場のなかった選手や出場機会の少なかった若手中心では、公式戦、それも試合を重ねてきた選手たちに違いを見せつけられる結果となってしまいました。
ただ、同点に追いついた場面などは、これまでのアルビのように流れるような攻撃をするなど、それぞれが可能性のあるプレーをみせてくれました。
ミスは誰でもします。下を向くことはありません。失敗は取り返せばいい。この悔しさを忘れず、自分を見つめ直して、練習から全力で取り組むー。そのことでチームの練習の質も一段と上がり、さらなるチーム力の向上につながります。
これで、今季のビッグスワンでの無敗は10で止まりました。でも、初の黒星がリーグ戦でなくてよかったと、私たちも前向きにとらえましょう。リーグ戦での無敗、そして連勝を伸ばし続ければいい。
次のホーム戦の前に、アウェーで2試合があり、前半戦が終わります。相手は徳島、大分と、ともに昨シーズンはJ1で戦っていたチームです。「J1で戦えるチームとなって昇格する」我々にとって、負ける訳にはいかない相手です。連勝して、まずは2位以内をキープして折り返しましょう。
まずは中2日でアウェー徳島戦です。幸いにして、3ー0で勝利した前節の山形戦の先発メンバーのうち8人は天皇杯には出場せず、途中出場した選手たちも最大20分しか出ていません。仲間たちの悔しさを晴らしてくれるに違いありません。
試合後、選手たちがゴール裏に回ってくる前に弾幕がすべて取り外されました。野次を飛ばす人もいました。しかし、多くの人が拍手を送っていました。その拍手の意味を選手たちには痛いほどわかってるはずです。
まずは、今後のアウェー2戦、現地で、DAZNの画面越しで、勝利を信じて応援しましょう。
そして後半戦のスタートとなるホーム秋田戦では、アウェーでのリベンジを果たして、リーグ戦ホーム10連勝を飾りましょう!
なお、天皇杯では、J1鹿島に挑んだ新潟医療福祉大学は1-2の敗戦でした。悔しいでしょうが、健闘を称えたいと思います。