いま(首位に)立っているからといって、何か針がどちらにふれているわけでもない。最後の日を迎えるまではニュートラルにやりたい。

「力さん語録」⑮は、5月8日の第15節ホーム東京ヴェルディ戦です。前半に3点をリードしながら後半に追いつかれ、終了間際の矢村健選手の豪快なシュートで勝ち越しました👇

第15節を終え、アルビ、仙台、横浜FCの3チームが勝ち点29で並び、得失点差でアルビが今シーズン初めて首位に立ちます。今回の「語録」は、首位に立っての感想を聞かれたものですが、予想通りの答えといえます。

まだリーグ戦も1/3が終わったばかりだし、何も決まったわけでも何かが有利になったわけでもない。最終節までは、順位に関しては一喜一憂はしない、中間的な気持ちで行きますよ、といった感じでしょうか。

それにしても凄い試合でした。アルビの得点は前半の27分、30分、35分。8分間に3ゴールを決めています。そして東京Vさんには、後半の5分から15分間で3点を入れられ、追いつかれました。

松橋さんは、「前半はある程度練習したことができた部分がありましたが、後半の入りはまったくいただけない内容だった」と話し、次のように評しています。

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「私のほうでも、修正は手に負えないような状況だった部分はありましたが、少しずつ冷静さを取り戻しながら、最終的には相手の攻撃を切るまではいかないが、抑えられたと思います」

サッカーでは「2ー0は危険なスコア」と言われます。2-0から2-1になると、負けていた方は勢いづき、逆に勝っている方は守りに入ってしまいがちで、結果的に逆転劇がおきやすいのです。

それが3-0から3-1、3-2となったのです。イケイケの相手に対して「修正は手に負えない」状態になってしまったのはある意味仕方がないといえるかもしれません、それでも「冷静さを取り戻しながら」、逆転は許さず、勝ち越しました。


「前半、良い形で進められた中で、後半は苦しい失点もしましたが、勝ちにできたのはチームとしてもすごく大きいことですし、良い方向に進んでいる証拠なのかなと思います」。決勝ゴールを決めた矢村選手の語る通り、チームとして大きく成長していること示した一戦だったといえそうです。

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この試合で5連戦が終わり、4勝1分け。4月3日の第8節から8試合負けなし(6勝2分け)となりました。そして、この試合からは前半戦の最後の1/3がスタートしました。

矢村選手は次戦に向け、「まだまだリーグ戦は長いので、先を見過ぎず、順位を意識し過ぎず、目の前を勝つゲームをする」と語っていました。

選手も監督も順位を意識しすぎることはなく、これまでと同じく目の前の試合に集中して戦い続けます。次節は9試合ぶりに黒星がつきますが、その後は負け知らずと好調さを維持し、前半戦を首位で折り返すことになります。

この試合のブログは、こちら👇
#46 劇的勝利に見えた成長 | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)

この試合の「アルビの『コトバ』」は👇
#174  劇的勝利で首位に立つ アルビの「コトバ」⑮ H東京V4ー3 | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)

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