完敗でした。相手の思う通りに試合を進められ、前半に2失点。強さ、高さ、決定力、そして個々の技術の高さ、反応の早さ…。またもJ1上位の力を見せつけられました。

松橋力蔵監督は常に、「目の前の相手が最強の敵」と話します。これは「目の前の敵が最強の敵」とも紹介されますが、私は「目の前の敵」ではなく、「目の前の相手」こそが松橋監督の思いを正確に伝えていると思っています。

ピッチに立てば「敵」です。しかし、個々人も、チームも、互いに高め合う「相手」です。勝っても負けても、相手の良さから学ぶ。自分たちを高みへと引き上げてくれる相手です。数々の優勝経験がある鹿島さんから多くのものを学んだ選手たちは、これまで積み上げてきたものにさらに上積みし、悔しさを糧に次はやってくれる。そう信じています。

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アルビレックス新潟はJ1第25節の26日、アウェーで鹿島アントラーズさんと対戦し0ー2で敗れ、今度も初の連勝はなりませんでした。順位は一つ下がって15位となりましたが、降格圏の18位との勝ち点差は11のままです。9位との勝ち点差は5で、まだまだ上位は狙えます。

30日にはホームで天皇杯の準々決勝があります。さらには中2日でリーグ戦の浦和レッズ戦があります。切り替えて、タイトル奪取へ、そしてリーグ戦の上位へ突き進みましょう。

第25 節(8月26 日)A鹿島●0ー2
  (7勝7分け11敗・勝ち点28、得失ー9 15位)

得点  垣田 裕暉(9分) 鈴木 優磨(30分)

シュート7ー9  CK6-4  FK12-16

警告   鈴木 優磨(33分) 藤原奏哉(35分)③

入場者数 18,895人 晴れ 28・2℃ 18:03KO

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失点は相手の両FWに、左右のサイドバックが上げたクロスから決められました。前回のホームでの試合と形は違いますが、同じツートップに、同じように前半にゴールを割られ、敗れてしまいました。

松橋監督は試合後、「前半の立ち上がり、相手を捕まえ切れなかったように見えたが?」という問いに、次のように答えています。

「試合に入る前に、みんなで『行くぞ』と『自分たちから行くんだ』という気持ちで入ってはいるんですけど、なぜか笛が鳴ってパッと見るとちょっとそういう感じがしなかった。結果、その中で失点してしまったと思っている」

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具体的には「個々の選手も最近では見ないような慌てぶりというか、なかなか自分のところでしっかりキャッチできなかったりとか、パスもそうですし、そういう部分は外から見ていても感じた」という風に表現しています。

立ち上がりから激しいプレスをかけられ、高木善朗選手も「いつもならGKを使ってやり直すところを、前に急いでサイドで捕まって、というシーンが多かったです」と冷静に振り返っています。

松橋監督は、立ち上がりについて次のようにも語っています。「特に今週は言い訳でもなんでもないですけど、新潟はものすごく暑くて、そういう中でも少しコントロールしながらやっていましたけど、若干そういう部分もスタートで出ているように見えなくもないなと」。連日の猛暑を心配していましたが、影響がなかったは言えないのかもしれません。

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もちろん、選手たちもそれを言い訳などにしないでしょう。高木選手も「やっぱり後ろでもうちょっとGKを使いながら相手の2トップに対して3枚で打開できればもうちょっとラクにボールを前に進められたのかなと思います」と次を見据えていました。

まさに、👇のモバアルℤの「「Inside of ALBIREX」のように「思うようにいかないこともある でも、今まで積み重ねてきたことは絶対に無駄じゃない」です。デンカビッグスワンでの2連戦で悔しさを晴らしてくれることに期待です。

この日のスタメンは、前節の福岡戦から4人が入れ替わりました。高木選手が5月のホームG 大阪戦以来、10試合ぶりに先発出場を果たしました。2試合連続先発の長倉幹樹選手がワントップ、高木選手がトップ下でした。

トーマス デン選手と堀米悠斗選手、高宇洋選手は2試合ぶりに最初からピッチに立ちました👇

交代出場は、
松田 詠太郎(長谷川 巧)65分
 鈴木 孝司( 長倉幹樹 )65分
秋山 裕紀(島田譲 )65分
小見 洋太(三戸 舜介)78分

後半に入って、押し込む時間も増えましたが、高木選手が言うように「0-2という点差だったのでああいう後半のような試合展開になるのは自然なこと」だったかもしれません。

これに続け高木選手は「もう少し0-1とか1-1の時間帯でああいう時間を作れないと、個人としてもチームとしてもダメかなと思います」と語っています。突き付けられた課題に全員で向き合い、次こそやってくれるでしょう。

試合を通してのスタッツは次の通りでした👇

三戸選手も「雰囲気どうこうじゃなくて、相手の攻撃に対する迷いというか、なかなか捕まえ切れませんでした。ハッキリとマンツーにするチームではないので、自分たちのポジションを適切に守りながら効率的に受け渡ししていくスタイル。もう少し前線からのプレスを弱めて、後ろをコンパクトにするのも1つの手だったのかと思います」と、しっかりと試合を振り返っています。

高木選手は「自分のところもそうですけど、最後のところの精度が足りないな、と。そこの精度が上がれば点が入りそうな場面があったので、そこを課題として持っておかないといけないと思います」と、自分たちにベクトルを向けています。

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確かに前半の長谷川選手のシュートや、後半の三戸選手のシュートが決まっていれば、試合は違う形になっていたかもしれません。「最後のところの精度」は一朝一夕には大きく改善されるものではないでしょう。

でもアルビは、磨き上げてきた攻撃的なサッカーに磨きがかかり、新戦力が加わり、けがをしていた選手も次々と復帰して総合力が高まっていえます。今週は、珍しく松橋 力蔵監督から「連勝を目指そう」という言葉があったといいます。

これについて三戸選手は「リキさん(松橋監督)が連勝にこだわって口に出したというのは、今までなかったこと。残留を目指すわけではないので、自然と連勝は必要になってくる。いまそこにトライしたいチーム状況まで来ていると思うので、1個勝って満足するのではなく、どんどん欲を出していきたい」と話しています。

自分たちの力を信じ、自分たちのサッカーを楽しんで、さらに連係力を高めてテンポよくボールを回して相手を崩して得点を重ねてくれると信じています。

さぁ、まずは30日のデンカビッグスワンでの川崎フロンターレさんとの天皇杯の準々決勝です👇

厳しい暑さの中での連戦ですが、「全員が戦力」であることを示し、準決勝進出を果たしてくれるに違いありません。

きょう27日には、アルビレックス新潟レディースのシーズン初戦となるWEリーグカップのEL埼玉戦が、午後6時から新潟市陸上競技場であります👇

レディースは監督が代わり、元なでしこジャパン代表で、新潟一筋の上尾野辺めぐみさんと幼なじみの川澄奈穂美選手も加入しました。経験豊富な川澄選手が加わり、チームはどのように変わるのか、楽しみです。

発信力のある川澄選手が加わり、チームへの関心度も高まっているようです。多くの方に観戦に訪れてほしいです。私も参戦します。

メグさんにタイトルを。そして男女で頂点を掴み獲りましょう!

   (コメントはJリーグ公式サイトより)

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