(Qホームで久しぶりの勝利) 私以上に選手がそういう気持ちを持っていつも戦っている。内容が伴ったかは分かりませんが、最終的に勝って、自分たちの目標に進んでいく姿を皆さんの前で届けることができたのは良かったんじゃないかなと思います。
「力さん語録」㉜は、8月20日のホーム熊本戦です。1-0で勝利し連勝、ホームでは2か月ぶりの白星となりました。
貴重な決勝点を挙げたのは小見洋太選手でした。前半18分、相手陣右サイドのセンターライン付近で奪ったボールを受けた谷口海斗選手がドリブルで持ち込み、スルーパス。左サイドからフリーで走り込んできた小見選手が、ゴール右隅へ流し込みました👇
語録の「私以上に選手がそういう気持ちを持っていつも戦っている」は、「ホームで久しぶりの勝利となった(が)」という質問に対してのものです。
今季はデンカビッグスワンでは、ホーム開幕戦の第3節・山口戦(3月5日)こそ1ー1で引き分けたものの、その後は10連勝を飾りました。「ホーム強いっすね!」が流行語みたいになりました。
しかしホーム10戦勝を飾った後半戦の最初の第22節(6月22日)秋田戦後は、●●△と3試合勝利がありませんでした(アウェーでは、後半戦はここまで●〇〇〇△〇)。
もちろん、ホームでもアウェーでも勝ちたい気持ちは一緒でしょう。しかし、より多くのファン、サポーターが訪れてくれるホームで、一緒に勝利を喜び合いたい。いっぱいの笑顔を見たい。笑顔でか帰ってもらいたい。松橋力蔵監督も、選手もそういう気持ちで戦っているー。うれしいですね。
ちなみにホームでは、第34節は大分さんに0ー1で敗れてしまいますが、その後は5連勝でシーズンを終えます。今季のホーム戦は16勝2分け3敗、アウェーは9勝7分け5敗でしたから、圧倒的な強さを見せてくれました。6年ぶりのJ1となる来季は、さらに多くの観客でスタジアムを埋め、「勝てる雰囲気」をつくり上げたいですね。
さて、今回の松橋さんの「語録」で特に注目したいのは、「最終的に勝って、自分たちの目標に進んでいく姿を皆さんの前で届けることができたのは良かったんじゃないかなと思います」という部分です。
「自分たちの目標に進んでいく姿を皆さんの前で届けることができた」。このコトバからは、まずは第一の目標であるJ1昇格に手応え、自信を得ていることが伺われます。
この試合を終えて残りは10試合となりました。アルビは首位の横浜FCさんと勝ち点差1の2位で、3位の仙台さんとの勝ち点差は7に開きました。もちろん松橋さんにも選手たちにも油断や過信などないでしょう。ただ、対戦時5位の熊本さんに、きっちりと勝ち切ったことは、自信を深めることになったのではないでしょうか。
ご存知の通り熊本さんは、最終的には4位でJ1参入プレーオフに進出しました。1、2回戦を制し、決定戦でJ1の京都さんと対戦しましたが1-1で引き分け、惜しくも昇格はなりませんでした。
その、前線からのプレスや球際の強度が強く、攻守の切り替えも早い熊本さんとの一戦を、松橋さんは「自分たちの形はなかなかこのゲームで発揮することができなかった」としながらも、「勝点3を拾った、取れたところではしっかり評価したい」と話しています。
その上で、「守備の部分も粘り強く、もちろんエラーはあったかもしれませんが、最後まで守り切ったことは評価したい」とし、「ただこれに甘んじず、自分たちのスタイル、良さに磨きをかけていく必要もあるかなと」と、しっかりと兜の緒を締めています。
これで2試合連続のクリーンシートです。その前の3試合はすべて先制を許し、複数得点されて1敗2分けでした。課題をしっかりと修正し、2試合連続で”完封”勝ちしたチームは、さらに守備の練度を高め、残り10試合ではわずか5失点しかしません。
この試合と前節を合わせた12試合で失点5ですから、この12試合での1試合平均の失点は0・41点。シーズン全体では38失点で1試合平均の失点は0・90点ですから、その半分以下です。
最終盤に、連動したプレス、速い攻守の切り替えといった「自分たちのスタイル、良さに磨きをかけ」て失点が大きく減ったことが、昇格&優勝につながったともいえそうです。
(コメントはJリーグ公式サイトより)
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#150 行これ J1へ ホームで2か月ぶり勝利 | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
この試合の「アルビの『コトバ』」は👇
#208 ホームで2カ月ぶり白星 アルビの「コトバ」㉜H熊本1ー0 | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)