非常に良い入りで、連続得点できたのですけども、その後は相手にボールを握られる時間が非常に長く、守備の時間が長くなってしまったところが少し反省点であったなと。

「力さん語録」⑰は、5月21日の第17節ホーム横浜FC戦です。前節の敗戦を引きずることなく、勝ち点3差で追う2位との大一番を制し、入れ替わって2位に浮上しました。

開始早々の1分に三戸舜介選手が先制ゴールを決めると、小見洋太選手も2得点。高卒2年目の「コミト」コンビの活躍で3ー0での勝利です👇

上の「語録」のコトバに続き、松橋力蔵監督は、
「そこでハーフタイムに少し。もちろん、彼らがなまけているわけではないので、攻撃的な姿勢をとってやりたいと思っていたと思うのですけども、今日のゲームを迎えるにあたって選手と話す中で、『勝つための方法は3つある』」と、話したといいます。

その、勝つための3つの方法とは、
1つは、彼らをすべてにおいて上回る。
もう1つは、相手が勝手にこける。
最後は、われわれは何もやることを変えないーです。

その上で「その話を最後に持ってきて、『これが本当に、そこをやろうとしている姿なのか』と、少し激は飛ばしました」というのです。

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この「勝つための方法は3つある」という表現は、このテキストを読むだけではちょっと分かりにくいのですが、私は次のように解釈しました。

松橋さんは、「3つの方法」とおっしゃっていますが、要は、勝つためには「われわれは何もやることを変えない」ということを強調したかったのだと思います。

「彼らをすべてにおいて上回る」ことができれば、勝つ確率はとても高くなります。ボールの保持率やテンポのいいパス回し、連動したプレスや素早い攻守の切り替え、運動量などで圧倒すれば、相手がミスをしたり混乱したりして「相手が勝手にこける」こともあるでしょう。

それは、これまでわれわれがやってきたことでしょう。相手が昇格を争うライバルだろうと、開始早々に2点をリードしたからといって、やり方を変えることはないー。そう言っているように聞こえます。

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面白いのは、横浜FCの四方田修平監督が、前半は「どう守備をするか、非常に中途半端な守備になって相手の攻撃の良さを非常に出させてしまった。攻撃は急いでしまう、守備は無理に取りにいってかいくぐられる、そういう展開を作ってしまった」とコメントしていることです。

連続得点後に「相手にボールを握られる時間が非常に長く、守備の時間が長くなってしまった」という、松橋監督のコメントとは少し見方が違っています。

私はこれは、選手たちは「攻撃的な姿勢をとってやりたいと思っていたと思う」けれど、まだまだ足りない。このままでは試合は分からないよ。という思いから、ハーフタイムで激を飛ばしたのだと思います。

そして後半5分、小見選手が追加点をもぎ取ります。「相手から奪って決めた2点目は」という質問に対して小見選手は、次のように答えています。

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「後半立ち上がりから、もう1点取りにいくというのはチームの共通認識でした。自分が守備からゴールを奪えたので、チームにとっても良かったと思います」

松橋さんはハーフタイムでの激について、「それが選手の心にどこまで届いたかは分かりませんが」とコメントしていますが、全員にしっかり届いていますね。

「われわれは何もやることを変えない」で、攻撃的な姿勢をとってやり続ける。心に届く指揮官の言葉を受け、チームは一段と成長していきます。この試合から中3日の3連戦となりましたが、その3試合とも3-0で白星を飾ることになります。

    (監督・選手のコメントは、Jリーグ公式サイトより引用)

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#59 完勝 楽しすぎた一戦 | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)

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#177 コミト躍動 上位対決に完勝 アルビの「コトバ」⑰ H横浜FC3ー0 | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)

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