2003年11月23日、Ｊ２最終節でＪ２優勝と初のＪ１昇格を決め、喜びを爆発させる選手、サポーター（アルビレックス新潟オフィシャルイヤーブック「熱戦の軌跡」より）
引き分け以上でＪ１昇格が決まります。チケットは売り切れ、３万人以上の人たちが来場予定です。ワクワクしますね。でも、浮ついたムードは禁物です。「目の前の最強の敵」に挑む選手たちを、満員の大声援、拍手・手拍子で後押しして、歓喜の瞬間を迎えましょう。
アルビレックス新潟はＪ２第40節のあす８日午後２時から、デンカビッグスワンでベガルタ仙台さんと対戦します。首位のアルビレックス新潟は、他チームの結果に関係なく、勝つか引き分ければ６年ぶりのＪ１復帰が決まります。
もし敗れるようなことがあっても、翌日に３位の岡山さんが引き分けか負けなら、昇格が確定します。でも、選手たちも全員が、あす勝って決めようと思っていることでしょう。奢ることなく、浮かれることなく、目の前の試合に集中して、勝ちましょう。
アルビは前節、アウェーで山形さんと引き分け、貴重な勝ち点１を持ち帰りました👇
前半は、プレーオフ圏内を目指す山形さんの圧力に押され、なかなか思うようなゲームができませんでした。しかし、後半頭から２替えをすると徐々にペースをつかみます。惜しいシーンが何度か見られ、後半40分に谷口海斗選手のゴールで追いつきました。
堀米悠斗選手がスイッチを入れると、ワンタッチパスを織り交ぜてつなぎ、最後は堀米選手からのパスを受けた谷口選手が反転しながら決めました。苦しい試合でも、負けない。最後まで諦めず、追いつく。今季のアルビの強さを見せてくれた試合でした。
この勝ち点１は大きな意味を持ちました。翌日に３位の岡山さんが敗れたため、岡山さんが残りを全勝しても勝ち点は78。アルビの現時点の勝ち点78と並びますが、得失点差でアルビが14も上回っていますから、事実上の昇格が決まったと言えるのです。
アルビの直近５試合は４勝１分け無敗です。今季は連敗が１度もありません。３連敗は考えられないでしょう。とはいえ、勝負は水物。何が起こるかわからないのがサッカーです。われわれサポーターも１試合１試合を大切に、全力で後押ししましょう。
対する仙台さんは前節、アウェーで東京Vさんに０ー２で敗れています👇
２試合連続の無得点での連敗となりました。順位はプレーオフ圏内の６位です。しかし、７位の山形さんとの勝ち点差は２。８位の徳島さんも勝ち点３差で追走しています。プレーオフに進出するためには、勝たなければいけない試合といえます。
仙台さんはアルビ、横浜FCさんと自動昇格を争っていましたが８月13日の第31節から５連敗して脱落してしまいました。それだけに、目の前でアルビに昇格を決められることは絶対に避けたいはずです。昨季までＪ１の意地もあるでしょう。
首位を倒して、プレーオフへ弾みをつけようと、全力で臨んでくるはずです。
しかし、対するアルビは、チームに楽観ムードなどあるはずもありません。受け身に回ることなどなく、いつも通り「目の前の相手が最強の敵」のスタンスで、立ち上がりから主導権を握って攻めまくってほしいですね。
前回の仙台さんとの対戦は、敵地での開幕戦でしたが０ー０の引き分けでした👇
終始ゲームを支配し、シュート数も13ー４と圧倒しました。
得点こそできませんでした。でも、新型ウイルスの関係でキャンプが10日間中止されたことが嘘のように、ボールも人も良く動き、決定機も多く築きました。それも、昨季までＪ１だった仙台さんの、ホームでです。
それだけに、選手たちも悔しかったでしょう。私は、悔しさもありましたが、想像以上の仕上がりに「ことしはやれる」と確信し、希望を抱きました。
今季は、この試合を含め序盤はなかなか結果がついてきませんでしたが、チームは日々成長を重ねてきました。そして、２試合を残してＪ１昇格を決められるまでになりました。
しかし、私たちの目標は、あくまでも「Ｊ１で戦えるチームになる」ことです。その目標に近づくため、さらに成長し続ければ、昇格も優勝もついてくるに違いありません。
負傷で長期離脱となってしまった高木善朗選手や、欧州で世界にチャレンジしている本間至恩選手のためにも、まずは、「新潟一丸」となって勝って、昇格を決めましょう。
アイシテルニイガタ、アイシテルヨシアキ、アイシテルシオン！
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＃153 アルビの「コトバ」①第１節（Ａ仙台０ー０） | アルビレックス新潟と本のある幸せ (husen-alb.com)
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