試合終了後、選手たちを鼓舞するスタンドからの手拍子は、選手たちの姿が見えなくなるまで続きました。この日は試合前から、拍手や手拍子にいつも以上に力が、熱がこもっていました。それだけに残念で、悔しい敗戦でした。

アルビレックス新潟の公式ツイッターは試合後、次のようにツイートしていました👇

「その想いは選手たちにしっかりと届いています」。この悔しさを晴らし、J1昇格を成し遂げるために、「前を向き進み続けよう」。

アルビレックス新潟はJ2第28節の23日、デンカビッグスワンでファジアーノ岡山と対戦し、2ー3で敗れました👇

序盤に先制されながら前半のうちに逆転しましたが、後半にひっくり返されてしまいました。3連勝はならず、ホームでは連敗となってしまいました。

悔しい敗戦です。このブログの最後に書きますが、正直いって、こんなにも判定に疑問、不満の残る試合を私は初めて経験しました。でも、結果は覆りません。

それでも、自動昇格圏の2位以内はキープしています。リーグ戦は3分の2を終え、残り14試合となりました。次節はアウェーで、アルビと勝ち点差8で暫定4位の長崎と対戦します。切り替えて、次こそ勝ちましょう。

敗れたとはいえ、決して下を向くような内容ではありませんでした。シュート数も14と岡山さんの11を上回っています。2得点とも素晴らしいゴールでした。中でも、前半21分の島田譲選手の同点ゴールには痺れました👇

ペナルティーエリアの右隅付近、左足から放たれたボールは、ここしかない、というコースを地を這うように進み、ゴールライン手前でバウンドし、ゴール左隅に吸い込まれました。

ホームで2戦続けての、フリーキックを直接決めての同点弾です。しかし、この試合も白星を掴むことはできませんでした。今度こそ、われらが「20番」のゴールを、勝利に結びつけましょう。

前半31分の伊藤涼太郎選手の逆転ゴールも鮮やかでした👇

高木善朗選手からのパスを、巧みにトラップし、小さい振り幅でコンパクトに左足を振り抜いた、強烈なミドルシュートでした。クール太郎選手、めっちゃシュートうまいっすね。

アルビはその後もテンポよくボールを左右に回し、楔の縦パスもバンバン通して幾度も好機を築きました。それだけに、前半のうちにもう1点取れなかったのが悔やまれます。

後半は、開始早々にスローインからの流れで、警戒していたミッチェル デューク選手の高さにやられました。その後は決定機もありましたが決めきれず、逆に43分、コーナーキックの流れから、ヨルディ バイス選手に決勝点を奪われてしまいました。

試合前、大型ビジョンでは本間至恩選手のメッセージ動画が流れました👇

この日は敗れてしまいましたが、至恩選手を安心させるためにも次は勝たねばなりません。

次節30日にアウェーで戦う長崎戦に向けて、堀米悠斗キャプテンは試合後、「前線にパワーある選手がいるという同じような特徴を持っている。外国籍選手はかなり強烈なので、より組織的に、チャレンジ&カバーができる距離感で守らないと」とコメントしています(Jリーグ公式サイト)。

課題をきっちりと修正し、やってくれることでしょう。
「前を向き進み続けましょう」

   ◇      ◇

以下、この試合の判定について私が感じたことについて少しだけ書きます。忘備録も兼ねた、完全なるアルビ目線で書いていますので、ご容赦ください。見たくないという方は、お読みにならないでください。

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まずお断りしておきたいのは、私は、現代サッカーでは主審が1人だけでは、公正・公平にジャッジすることはかなり難しいのではと思っています。副審2人、第4の審判員がいるとはいえ、近年は攻守の切り替えや、個々の判断やプレーのスピードが速くなっているからです。

主審は、どんなポジショニングをしようとも必ず死角はできます。当然ながらボールから遠い位置の選手たちのプレーを、すべて把握することも不可能です。人間ですからミスを冒すことも、勘違いすることも、判断に迷うこともあるでしょう。

ですから、私は、審判団の名前を挙げて非難すべきではないと思っています。ましてや誹謗や中傷など絶対にあってはなりません。問われるべきは、審判団の個々人ではなく、リーグではないでしょうか。

双方のチーム・選手、そしてサポーター、見る人が納得できるような、可能な限り公平・公正な判定となるよう、リーグとして力を入れてほしいとずっと前から思っています。J1ではVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入されましたが、J2、J3はまだです。

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予算や人員のこともあるのでしょう。しかし、スポーツくじをやっている以上は、一刻も早くJ2やJ3にも導入すべきではないでしょうか。何より、審判の方々にとって、いざという時の助けになり、「誤審」を悔やむということも減らすことができるのではないでしょうか。

サッカーがより愛され、多くの人に観戦してもらい、プレーして楽しんでもらう。そのためにも、審判員の技能、そして地位や待遇が向上し、よりリスペクトしてもらえるようにすることが必須だと思います。それを急いでほしい。

選手やチームからは声を上げるのが難しく、メディアも判定に関してはなかなか踏み込めない。日本では、そんな感じがずっと続いているよう思えます。それを変えていくためにも、「おかしい」と感じたことには、サポーターが声を上げることも大事なのではないかと思っています。

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もちろん、何度も繰り返しますが、誹謗・中傷、審判団に向かっての怒号、ヤジがあってはなりません。でも、「批判」と「誹謗・中傷」は違います。「仕方がない」で済ませていては、世の中なにも変わらないのではないでしょうか。

以上の観点を踏まえ、私が「おかしい」と感じたことのうち、3点だけ書きます。

・岡山さんのある選手は、イエローカードを1枚もらった後も、危険な後ろからのタックル、スパイクの裏を見せてのスライディングタックルと、少なくともイエローカード以上に相当するようなプレーが最低2度はあったように見えました。

・岡山さんの3点目、オフサイドにも見えます。また、ゴールを決めた選手(上に書いたのと同じ選手です)は、直前に新潟の選手に対して後ろから膝蹴りのようなタックルをしているように見えました。このプレーにより、新潟の選手のヘディングでのクリアが味方のゴールへのシュートのようになり、それをキーパーが弾いたボールを決められる形になっています。

・「異議」のイエローカードが、新潟の選手に1枚出されたの対し、何度も執拗に抗議していたように見えた岡山さんの選手には1枚も出されませんでした。

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この日は、新型コロナウイルスの関係で、アルビレックスの選手は3人が出場できませんでした。また、アルビ以上の選手が出場できなかった仙台さんは、相手に先制されましたが、動画を見る限り、ゴール決めた選手は、エリア内でクロスをトラップした後、手でボールをコントロールしてシュートを放っているように見えます。

首位争いを繰り広げる2チームが、ともに追い上げてくるチームとホームで戦い、敗れました。判定が違っていたら、勝敗は違っていたかもしれません。もちろん結果は変わりませんが、やるせなさが残ります。

このようなことが起こらない日が一日でも早く訪れることを祈って、あえて書かせていただきました。読まれる方によっては不快に思われたかもしれませんが、その点をご賢察いただければ幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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