ホーム連勝はならず、2試合連続のドローという悔しい結果に終わりました。前半は柏の前からの激しいプレスとコンパクトな守備に思うような攻撃ができず、失点後も決定的な場面を何度かつくられました。

でも、「皆さんの熱い声援もあって、選手が後押しされて、後半は少し可能性がある、勝利を引き寄せられるだけのプレーは、いくつかできていたのではないかなと思います」(松橋力蔵監督)というのも確かです。

5試合を終えて2勝2分け1敗の暫定7位です。「簡単に勝つことはできないかもしれないんですけど、それと同時に簡単に負けてはいけないという部分では、勝点1は、少しポジティブにとれる部分はあります」。力さんのいう通りではなでしでしょうか。

3日には中3日でアウェイ磐田戦、そこから中3日でホームC大阪戦があります。「最後に決めるチャンスがいくつかあったので、そこを仕留めなければやはりあと2つの落としているポイントを取ることはできない。そこはまたしっかりと突き詰めていければなと思います」。指揮官のコトバを信じ、切り替えて、前を向いていきましょう。

まずは柏戦のハイライトです👇

第5 節(3月30日)H柏△1ー1
  (2勝2分け1敗・勝ち点8、得失+1 暫定7位)
 

得点 木下康介(15分) 千葉和彦(57分)①

シュート6ー14  CK4-10 FK13-9 

警告 高木善朗(63分)① 

主審 山下 良美

入場者数 20,359人 晴 15℃      14:03KO

この日のスタメンは次の通りでした👇

前節の東京V戦から3人が入れ替わり、千葉選手が先発で今シーズン初出場を果たしました。前節に途中出場で復帰を果たした太田選手も今季初のスタメン、島田選手は3試合ぶりの出場・先発でした。

交代は
 78分 太田 修介→小見 洋太
    高木 善朗→長谷川元希
    谷口 海斗→長倉幹樹
 86分 堀米悠斗→早川史哉

千葉選手の同点ゴール、素晴らしかったですね👇

千葉選手は、今季初出場で初ゴールです。昨年のC大阪との開幕戦でも後半35分に、コーナーキックを頭で押し込んで同点としチームを救ってくれました。2年連続でシーズン初試合で得点を決める。持ってますね。

得点は高木選手の左CKからでした。一度は相手DFに左サイドライン付近まで撥ね返されますが、島田選手がダイレクトで収めると高木選手に鋭いパスを送ります。私は「あっ、強すぎるかな」と思ったのですが、そこはさすがのヨシくんです。

反転しながら左足でトラップして、すぐさま左足でクロス。左足で蹴られたボールは緩やかに弧を描きながらはゴール方向へと向かい、ゴール中央に走り込んでDF2人と競り合った藤原選手の頭を越えると戻りながら落下し、千葉選手の前へと飛んで行きました。

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それを「とりあえずふかさないことだけを考えて、注意しながら打ちました。というか、当てました」と、ジャンプしながら右足のインサイドで合わせゴール右隅に決めました。38歳の千葉選手、33歳の島田選手、31歳の高木選手というベテランでもぎ取った美しい流れのゴールは「チーム全体としても、勢いに乗れるような形のゴール」(千葉選手)になりました。

松橋監督も「本当に素晴らしいです。涙が出そうになりました。ここまでゲームには絡めなかったですが、コンディションが悪いわけではなかったですし、今日見ていただいたように、全然まだまだできる選手。そういう中で結果をしっかりと出す」と称えていました。

そして、この日のもう一人のヒーローは小島選手でした👇

この日はさらに2、3点は失点していてもおかしくないくらいでしたが、ことごとく止めてくれました。「セーブでチームを救った場面が多かったが、手ごたえは?」という質問に、次のように答えています。

「感覚は良いんじゃないかなと思っています。落ち着いて対応できていますし、シュートに対してもボールが見えていて、打たれる際にはしっかり準備できている。それは練習の中で特に意識しているので、試合で生きているのかなと思います」

日本代表の守護神を目指し、練習から高い意識で取り組んでいる小島選手らしいコメントです。X(旧ツイッター)では「引き分けだったけど小島選手の神ユニを」といったポストをいくつか見かけました。次はクリーンシートで、さらには得点につながるフィードで神ユニを手にしてもらいたいですね。

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その次節・アウェーで対戦する磐田は1勝4敗の18位で、現在3連敗中です。ホームでは2連敗中で得点がないだけに本拠地で連敗止めて流れを変えたいところでしょうが、昇格組には東京Vには引き分けただけに今回は勝ち点3は譲れません。

中三日の3連戦の2試合目ですが、柏戦では出場時間が短かった”Wモトキ”の長谷川、長倉両選手と小見選手、出場しなかった宮本選手らが躍動してくれることでしょう。4試合連続ベンチ入りの遠藤選手の出場や、大卒ルーキーの森、奥村選手のプロデビューにも期待です。「全員が戦力を」を示して、白星を持ち帰ってくれるに違いありません。
  (監督・選手のコメントはJリーグ公式サイト【公式】新潟vs柏の試合結果・データ(明治安田J1リーグ:2024年3月30日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) (jleague.jp)より)

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