スタジアムの雰囲気も良く、最高のゲームでした。伊藤涼太郎選手が前半に2試合連続となるゴールを決めると、強敵の川崎さんに得点を許しませんでした。今季初めての無失点ゲームで、ホーム初勝利です。4試合を終え、2勝2分け無敗での勝ち点8です。この日は2試合しかないため、暫定で2位に浮上です。いやぁ~、幸せです。
アルビレックス新潟はJ1第4節の11日、デンカビッグスワンで川崎フロンターレさんと対戦し、1ー0で勝利しました👇
「本当に、多くのファンの方の目の前で実力も実績も申し分のない、J1のリーダー、チャンピオンチームとも言えるフロンターレさんと対戦して、最終的に勝利できて、いまは本当に感動しています」。
試合後に松橋力蔵監督が語った通りのゲームでした。
第4節(3月11日)H川崎○1ー0
(2勝2分け・勝ち点8、得失+2 暫定2位→3位)
得点 伊藤涼太郎(22分)②
シュート9ー6 CK3-8 FK12-17
入場者数 2万6,397人 晴れ 14.7℃
両チームとも、8日にアウェーで戦ったルヴァンカップから中2日の一戦となりました。アルビは前節からスタメンを1人変更し、千葉和彦選手に代わってトーマス・デン選手が入りました。控えにはルヴァン杯に出場したダニーロ・ゴメス選手と星雄次選手が初めて入り、ともに初出場を果たしました👇
伊藤選手、この日もキレキレでした。上手すぎるトラップや反転して前を向くプレー、絶妙なタイミング・コースへのスルーパス、そして正確なCKやFK…。一つ一つのプレーにワクワクします。
決勝点となった先制点も、前節に続きファインゴールでした👇
敵陣の左サイドの深い位置で渡邊泰基選手が奪ったボールを受けると、ワンドリブルしてからシュート。ペナルティーエリアの角付近から右足で放たれたボールは、ゴール左隅に吸い込まれました。相手GKをよく見た、ゴールライン前でバウンドする、低くて鋭いシュートでした。
相手からボールを奪って伊藤選手のゴールへとつなげた渡邊選手もナイスでした。対面する元日本代表の家長昭博選手にもうまく対応し、クリーンシートに大きく貢献しました。
試合後には「ボールを奪うところは特長なので、それがゴールにつながったのは良かったなと思います」と喜び、次のように語っています。
「自分に何ができるのかをいつも振り返って、それが今日だったら守備で、対人だったり。自分の特長が出ないまま終わってしまうのは悔しいので、それは出そうと思っています」。2試合連続でフル出場し、自信を掴んだようですね。今後のさらなる成長に期待です。
この日も、小島亨介選手の好セーブが光りました👇
それはシュートストップに限りません。ビルドアップに参加し、落ち着いて相手のプレスをかわしてのパスや、中盤や前線への正確なフィードと、まさに「新潟の守護神」ですね。早く「日本の守護神」になってほしいです。
伊藤選手が”ヒーローインタビュー”で、勝てたのは守備の選手たちが体を張って守ってくれたおかげといった内容のことを話していましたが、まさにその通りだと思います。
藤原奏哉選手は、俊足のマルシーニョ選手に負けることなく、たびたびボールを奪っていました。「失点ゼロで終われたのは、すごく気持ちよかった」とし、次のようにコメントしています。
「攻撃力があるチームを相手にゼロで抑えられたのは自信にもなったし、危ないシーンもありましたけど、そこを誰かがカバーする意識は、今日はすごく良かった」
古巣相手に気持ちの入ったプレーを続けた舞行龍ジェームズ選手、しなやかでカバー範囲の広いトーマス・デン選手からも、個人個人、チームとしての自信の深まり、試合ごとの成長が感じられます。
次はアウェーで2連勝中の浦和さんが相手です。さらに進化を続け、無失点で初の連勝を飾りたいですね。
(文中のデータ、コメントはJリーグ公式サイトより)