中3日での3連戦の2試合目、アウェー磐田戦は0-2で敗れました。スタメンを前節の柏戦からGKの小島選手以外の10人を入れ替えて臨んで一戦でした。これについては「磐田をなめているのか」、結果的に敗れたことから「このメンバーでは勝てないと思っていた」といった声がSNSなどで多く見られました。
でも、10人のうち、それまでの5試合で4試合フル出場しているトーマス デン選手を始め3試合以上に出場していた選手が6人。今季初出場となったはいえ長谷川巧、星雄次の2選手は先シーズンもJ1で多くの試合に出ています。
前線には今季ゴールを決めている”Wモトキ”の長谷川元希、長倉幹樹の両選手がおり、私はワクワクしました。決して勝てないメンバーではなかったのではないでしょうか。実際、不運なPK判定がなければ、勝利の女神がどっちに微笑んだかわからない試合だったと思っています。
松橋監督は就任から一貫して、多くの試合で先発を4人程度入れ替えてきました。それは、長いリーグ戦を戦うには「全員が戦力」となり、チームとして成長し続けなければならいという強い信念に基づいているからでしょう。
今年のJ1は2チーム増えたため、試合数が昨年から4試合増え38試合あります。そして今回は中3日の3連戦、何より1カ月後の5月3日からは昨年のトップ4との4連戦を含む17日間で5試合を戦う厳しい日程が待っています。敗れたとはいえ、先を見据え、「てっぺん」に挑む強い意志、覚悟を示してくれた力さんに敬意を表したいと思います。
新潟日報によれば、遠藤選手は「J2とJ1のFWは違う。パワーではね返す部分をもっと高めたい」と語っていたそうです([サッカーJ1・アルビレックス新潟]先発メンバー大幅入れ替えも結果につながらず…攻撃単調、パスミスも 今季初出場のDF遠藤凌「積み重ね足りない」 | 新潟日報デジタルプラス (niigata-nippo.co.jp))
それぞれの選手が練習から高い意識を持ち、強度を持って取り組むことで個々人もチームも大きく成長していってくれるに違いありません。先発をほぼ総とっかえした今回の試合は、今後に生きる意味あるものだったと思います。
さて、改めて今回のメンバーです👇
📢#アルビレックス新潟 スタメン発表🔥#明治安田 #J1 リーグ 第6節
🆚#ジュビロ磐田GK #小島亨介
DF #長谷川巧 #遠藤凌 #トーマスデン #早川史哉
MF #ダニーロゴメス #星雄次 #宮本英治 #小見洋太
FW #長谷川元希 #長倉幹樹#albirex pic.twitter.com/MFXxx1cdCW— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) April 3, 2024
交代は
76分 長倉 幹樹→太田 修介
長谷川元希→奥村 仁
ダニーロ ゴメス→谷口 海斗
82分 星雄次→秋山裕紀
遠藤凌選手が期限付き移籍から復帰してからの初出場、大卒ルーキーの奥村仁選手が途中出場でプロデビューを果たし、森璃太選手も初めてベンチ入りしました。左サイドバックは、前回の終盤で堀米選手に代わって入っていた早川史哉選手が、今回はフルで務めました。
そして試合です👇
第6 節(4月3日)A磐田●0ー2
(2勝2分け2敗・勝ち点8、得失ー1 暫定11位)
得点 ジャーメイン 良2(75分=PK、79分)
シュート10ー14 CK5-8 FK13-7
警告 小見洋太(7分)① 、星雄次(44分)①
ジャーメイン 良(67分)
主審 今村 義朗
入場者数 8,355人 曇り 15.7℃ 19:03KO
松橋監督が試合後に「非常に悔しい。負ければどの試合も悔しいですが、自分たちのエラーが本当に多く目立ったゲームだった。次節は繰り返さないように準備していきたいと思っています」と語ったように、前半はパスのずれが目立ち、ボールを失う場面も目立ちました。
星選手も「『試合の立ち上がりは大事にしていこう』と話していたが、自分たちのリズムでやれたかというとそうではなかった」と振り返っています。「ちょっとしたイージーミスやパスがズレたりというのが、いつもより多かったという印象はある」と振り返っています。メンバーを大幅に入れ替えた影響はあったのかもしれません。
それでもダニーロ ゴメス選手の右サイドから中央への切り込みなどから何度か好機を築き、「後半は少しずつ自分たちの形ができてきたので、前半からそれを出せれば良かった」と星選手が話すように、後半は小見選手と長谷川巧選手が決定的なシュートを放つなどあと一歩と迫りました。
結果的にロングボールから2点を失いましたが、PKがなければ2失点目もなかったでしょう。負け惜しみではなく、「PKはハンドによって取られてしまいましたが、本当に一瞬のスキというか、でもよく言っていますけど、どっちに転ぶか。それが今日はジュビロさんのほうに転がって、われわれのほうには転がらなかった。それがすべてだと思います」という松橋監督の言葉通りだったように思います。
遠藤選手はPK献上となってしまいましたが、それ以外はよく抑えていたと思います。期限付き移籍で試合を多く経験し、逞しく成長した姿を見られてうれしかったです。早川選手もセンターバックでも左のサイドバックでも行けるということを示してくれました。これもチームにとっては大きいですね。
次は8日、ホームで3位のセレッソ大阪を迎え撃ちます。3勝3分けで6戦負けなしですが、選手たちは磐田戦の「悔しさをエネルギーにして」、やってくれることでしょう👇
/
次こそは
\この敗戦を決して無駄にはしない。
次の戦いはすぐにやってくる。
この悔しさをエネルギーにして、次こそは。
試合の裏側は #モバアルZ でhttps://t.co/X7Yccso2lF#albirex#アルビレックス新潟 pic.twitter.com/bpQZxdDwll
— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) April 3, 2024
アルビは3試合勝ちなしで、2勝2分け2敗で順位は11位に下がってしまいましたが、まだまだ1位との勝ち点差は5。セレッソ戦の次の13日もデンカビッグスワンで戦えます。ホーム連勝で上昇気流に乗りましょう。
(監督、選手のコメントはJリーグ公式サイト【公式】磐田vs新潟の監督コメント(明治安田J1リーグ:2024年4月3日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) (jleague.jp)より)